内容説明
本書は、デザイナー・粟津潔(一九二九~)が、一九六〇年代から今日に至るまで、さまざまな書籍媒体で考察してきたデザインについての重要発言を抜粋し、粟津の原画やスケッチ、美術セット写真を付して集成したものである。
目次
第1章 すべては荒野だった(すべては荒野だった;デザインや絵画については、授業を受けた経験もなければ ほか)
第2章 デザインはどこにあるのか(私は毎日、デザインについて;日常のなんの変哲もない新聞や雑誌の一頁を眺めて ほか)
第3章 イメージの海を泳ぐ(文字の起源が絵である;きまって恐怖に近い感情 ほか)
第4章 砂漠の上のデザイナー(砂漠の上にさらされている;私は哲学者や学者ではない ほか)
著者等紹介
粟津潔[アワズキヨシ]
1929年2月19日、東京都目黒区碑文谷に、父恵照、母ハルの長男として生まれる。1941年碑尋常小学校卒業。立正商業学校(定時制)入学。同時に氏家研究所の給仕となる。1950年日本美術会(創設1947年)主催の「第3回日本アンデバンダン展」に初めて出品。1955年日宣美展に、ポスター『海を返せ』で初めて応募し、日宣美賞を受賞。以後、数々の賞を受賞。2005年現在アトリエにて製作活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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