[2]物語とクリティック
映画技法のリテラシー〈2〉物語とクリティック

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  • サイズ B5判/ページ数 263p/高さ 24cm
  • 商品コード 9784845904655
  • NDC分類 778.4
  • Cコード C0074

内容説明

読み書き力をみがく総合分析!物語論から記号学、イデオロギー分析、理論研究、そして多角的分析の実践。現代批評の基礎をわかりやすく解説し、豊富な作品図解を通して、映像の読み書き能力を育てる“シネマの例文”全集、第2弾!アメリカ映画教育界のベストセラーテキスト。

目次

7 ドラマ
8 ストーリー
9 脚本
10 イデオロギー
11 理論
12 総合分析:『市民ケーン』

著者等紹介

ジアネッティ,ルイス[ジアネッティ,ルイス][Giannetti,Louis]
オハイオ州、クリーブランドにあるケース・ウェスターン・リザーブ大学の英文学と映画学の教授。ボストン大学で学士号を、アイオワ大学で修士号と博士号を取得。政治問題、文学や演劇についての多くの一般向け著作や学者としての研究書を執筆してきた。プロの映画批評家として活躍する一方で、数年間は、映画についての多数の論文を学術雑誌である季刊誌『文学/映画』や、『ウェスターン大学人間学部紀要』、『映画批評』などに発表した

堤和子[ツツミカズコ]
英米演劇専攻、いわき明星大学教授。映画を使っての講演多数

増田珠子[マスダタマコ]
津田塾大学大学院文学研究科後期博士課程単位取得満期退学。英文学専攻。現在、津田塾大学非常勤講師

堤龍一郎[ツツミリュウイチロウ]
明治学院大学法学部卒、ミネソタ州立大学セントクラウド校にてフィルム・スタディ専攻B.A.取得。イースト・アングリア大学(英国)大学院修士課程にてフィルム・スタディ専攻M.A.取得。現在博士課程に在学中
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

富士さん

3
1に対して、実質上下巻構成です。映画分析の様々な切り口を紹介した後、『市民ケーン』をネタにそれらを試行して見せるという、完璧な教科書だと思います。全体でアメリカ系の技法分析とフランス系の内容分析がバランスよく触れらており、そういう意味でも見事ですし、それぞれの視点の限界も視野に入れられているため、断定的で上から目線の映画評論とは一線を画しています。どうしても偏って映画を論じてしまうにしても、全体の布置の中で自分はどこにいるのかを知っているのとそうでないのはまったく違い、そのためにも必読書だと思います。2022/02/17

c3po2014

0
★★★★★ 品川区立品川図書館2015/07/31

よっしー

0
アングル、照明、空間設計などなど、映画を構成する一つ一つの要素は既存のものでありながら、その組み合わせに天才を発揮したのが、例えばオーソン・ウェルズである。とりわけ、最小限に切りつめられたカットバックやクロースアップと、ディープフォーカスによる中景からの長回しは、演劇界出身のウェルズらしい撮影スタイルを示し、我々に観る自由を与えてくれる。20人以上もの顔がカメラを向き、そのどれもに焦点が合っているとすれば、どの顔から何を想像するかは観客次第であろう。ウェルズ曰く、「私は見るものを押しつけたくない」である。2015/02/24

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