出版社内容情報
《言葉とは何か》を描く静かなる怪作、交際深める第4集。
招かれざる入部希望者に、謎の言語を話す留学生。
にぎやかな女子たちに囲まれながら、児玉さんと笛田くんの文学的交信は日を追うごとに深まっていく--。
翻訳、トリック、マルチバースetc、
これは、児玉さんが笛田くんに文学講義を行いながら青春を謳歌するお話です。
【目次】
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かながわ
4
おわったと思ってたけど続いてた文学集成うれしい。交信が始まったことにより、しょうしょう文学純度が落ちたような気がするけれど、あいかわらず文学は認識を作り世界を作る日常よき。2025/07/01
コリエル
3
児玉さんに強い影響を与えたシスターが読んでくれた本にジョジョ第二部が混ざってるからだいぶファンキーな人だったんだろうな。翻訳通訳のエピソードは、笛田くんの預かり知らぬところで女の戦いが繰り広げられたように思うが、実力行使的なものが見られないのは、笛田くんが児玉さんだけでなく他の女子誰にも触れられないとかだったりする?2025/07/01
iyarasi_guti
0
付き合ってからは蛇足かなと感じていたけどそんなことはなかった。相変わらず笛田君より児玉さんの方が惚れている。肉体的接触を伴わない二人だけの言葉によるイチャイチャを堪能させてもらった。2025/07/03
あらい/にったのひと
0
4巻になってようやく思い当たったけど、児玉さんにはカス嘘お姉さんの素養がありますね…距離をゆっくり詰めていくふたりの物語ではありますが、同時に自分と周りとの溝を埋める…かはともかく認知していく話というのがいいのだろうか。自分の中で思い描く自分の理想の姿を認知してもらえたら嬉しいだろうなあ。2025/06/28