出版社内容情報
期待の新鋭・小川しらす、鮮烈デビュー作品集。
期待の新鋭、小川しらすが渾身の筆で真摯にユーモラスに描く、十代の心の空腹。
教室からも家からもはぐれた少年少女たちが切実な孤独や渇望の先で触れる、しょっぱくてあたたかい出会いの物語。
デビュー短編「あみかはポテトになりたかった」がSNSで10万いいねの大反響!
隅々まで描く執念深い筆致と誰のことも見落とさない眼差し。
新たな才能が描き出す、苦くも切実な十代の日々。
収録作
「あみかはポテトになりたかった」
「きみの絵を見ていた」
「グリンメロングリーン」
「カマせ! かまぼ光線銃」
【目次】
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
s_s
3
人との繋がりの温かさが、心にじんわりと広がる作品集。作中で描かれるのは単純な言葉で表せないような、まさしく”十代の心の空腹”である。自身の力が及ばずに、現状を打開することを半ば諦めているような虚しさ・物悲しさが漂う反面、悶えながらも喰らいつきたくなるような、どうしようもない欲求が全体に満ちている印象。心臓がヒュッと冷たくなるような、眩暈まで伴うかもしれない酷な場面の描写を、温かみのある描線がカバーしている。劇的に環境や関係が変化するわけではないけれど、少しずつ確実に救われていくような明るさもある。良作。2025/06/30
kujira
1
中表紙の「ポテトの油じみがついたポテトの袋」感あるデザインがものすごく素晴らしい。あんまり掘り起こしたくないタイプの名状しがたいしんどい記憶、を掘り起こしてくるような、ティーンエイジャーの時に通る人は通ってる「しんどさ」を描いた作品の数々。顔を覆ってうあああああってベッドの上で叫びたくなるような、壁を殴ってとにかく気持ちを落ち着かせたくなるような感じの。きっぱりすっぱり完全に開放されたり改善されたりはないけど、それでもほんのり希望は見えるようなラストでそれが救い。2026/02/27
めがはーと
1
めっちゃ面白い 思春期の嫌な空気感がかなり生々しく描かれていて苦しくなるシーンもあるけどダメな子たちへの一貫した優しさを感じる2026/02/08
緑虫@漫画
1
★★★☆2025/09/01




