出版社内容情報
江戸に流れる時間はかくもつましく愛らしい。
まめに働き、生真面目で、だけど心はやわらかで……
かつての東京を生きた人々のささやかだけど豊かな暮らしを、気鋭の作家がみずみずしい筆致で描く珠玉の連作短編集。
市井の生活を丁寧に写し取った愛すべき十五編に加え、
描き下ろしコラムとおまけ漫画も沢山収録!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しましまこ
13
江戸の日常漫画、善き。2023/06/18
たけのこ
5
すき~~。わたしはこういうやわらかい絵柄が基本的に好きみたいです。最近は写真をもとにした写実的な背景とか多いですからね。このやわらかい線で描かれるのは、江戸のさまざまな文化や人々の姿。この表紙がいいなって思った人はぜひ読んでみてください。2023/04/30
小寅
3
何となく江戸の暮らしに憧れるけれど、よくわかっていない。 そんな私に江戸の暮らしの入門書的役割を果たしてくれてる。 読めば読むほど、江戸の暮らしに憧れる。 下巻が出るのが待ち遠しい。2023/04/30
星月夜
1
最後のおまけの、どんぶり一つにこだわる作者の方の熱意が素晴らしかった。ファミレスのピンポンやナプキン入れのような、当たり前のようなものだから説明がなくてわからない、というところが、どうでもいいことの価値を物語っていて本当に素敵だと思った。こういうどうでもいいことを発見して愛でて記録して大切にして、後世に残せる人間になりたい。 2023/11/07
ささ
1
江戸の市井の人たちの生活がサラッと描かれている。何か大きな事件が起こるわけでもない日常。それがとても心地よい。何度も繰り返し読み返している。下巻が待ち遠しい。2023/06/12