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出版社内容情報
言葉と人の関係を考える大反響連載、第2巻。
言葉を〈獣〉の姿で見ることができる東雲と、詩に強い関心を持つ薬研。
「この世で一番美しい言葉の獣」を求め、二人は〈言葉の生息地〉を探索する。
〈生息地〉で出会う様々な〈獣〉たち。
対話によって心のうちに見えてきたのは、記憶と記録にまつわる、二つの違った考えだった――。
「私は忘れられたくない。みんなに」
「なぜみんな記憶に固執するんだろう」
記憶とは。記録とは。
二人の思索は森の奥へと続いていく。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
32
SNSの悪意に満ちた言葉。傷つけたい。泣かせたい。弱らせたい。そんな無記名のガヤに真摯に向き合う薬研の姿こそ、まさにことばの探究者だ。そして、そのガヤをこのような姿に視覚化された作者のイマジネーションにドキドキさせられた。ああ、やっぱり言葉や生を掘り下げて考えるのって、素敵だなあ。次も楽しみです。2025/07/10
にぃと
10
中傷の獣と向きあう東雲とやっけん。単に「対決する」ではなく理解しようとする、歩み寄っていく過程が丁寧で、だからこそ、この終わり方は寂しい。こういうことが当たり前に起こるのがSNSだと思うと、ここでの感想の書き方ひとつにも気をつけなきゃ、と改めて痛感する。後半は記録と記憶がテーマ。東雲とやっけんの考え方の違いとその上でお互いを尊重する姿勢は見習いたい。今回登場した2体の獣の言葉とその関係か次巻でどうなるのかも気になる。2023/05/19
凛風(積ん読消化中)
8
1巻に続いて、SNS上のさまざまな言葉のジャングルに入って行く。まだ、Twitterと言っていた時代のものだからか、鳥が多い。そこでの誹謗中傷やら何やら。ネガティブな言葉って、込められた思いは十人十色で、ポジティブな言葉よりずっとバリエーションがあると思う。現実的には、そんなに向かい合っちゃうと辛くなるから、放っておきなさい、って思うけど、放っておいたらお話にできないものね。2025/08/20
祐樹一依
5
【○】言語を現視化すると、きっとこうなる。あるいは、「私にとって、この言葉はこういうイメージ(意義)」。膨大なことになるのでは…。2024/03/21
こまいぬ
5
中傷の獣の話は、けっこう辛いものだった。やっけんが向き合い、おしゃべりしたことで、本来を取り戻すように、柔らかくなったけれど。関わるというか、意識してスルーしないと、見聞きすること自体がしんどいということってありますね。2023/02/26
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