感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しましまこ
23
ひゃ~阿部様もカッケー!前巻で雲霧のお頭に付いて行きますと誓ったんだが、必要なら泥水をすすり地も這うと言い切る阿部様にグラグラしたよ。ラストに成長した六之助!早く次巻を!2020/05/10
ミナミナミ
12
火盗改メサイドのお話。小説版よりも「火盗改メがんばれ!」な気分になるので、爽やかに読めるような… 気がする。どちらも一流。そうなると悪党の集団よりも、しっかり体系だった組織の方が優位になるのでは? という2023/10/09
JACK
12
☆ 江戸の町で起こった料亭襲撃事件は女子供まで皆殺しにして金を奪う「畜生ばたらき」だった。その事件は、犯さず、殺さず、貧しきから奪わずの「本格ばたらき」を信念とする大盗賊「暁一味」を裏切った者の仕業。事件を追う火付盗賊改メ、暁一味、そして雲霧一味。果たして下手人を挙げることが出来るのか。崗田屋愉一さんの作品はどれも面白いが、これもまた傑作。仕事に対する心構え、部下に対する気の配り方など、人との関わり方を学ぶ事も出来る作品です。読み終えた後の充実感が凄い。オススメ。2020/12/20
小紫
10
カ、カッコいい〜!と胸弾ませながら読んだ第二巻、もう誰に肩入れしていいものやら分かりません(笑)。雲霧のお頭は言うまでもないのですが、敵役?のハズの火付盗賊改方の安倍式部様もステキでした。判断が早くしかも決断力もある、鬼平的な上司ですな。部下となる筆頭与力の山田藤兵衛もなかなかに出来る男のようですし、成長著しい前巻の因果小僧六之助の姿も見られて満足でした。どんな話になっていくのか、次巻がとても楽しみです。2020/05/16
さとみん
8
切れ者同士の攻防にゾクゾクしてとても楽しい。盗賊は純然たる悪と切り捨てることができないくらい、両者ともに人間的な魅力があって困る。六之助が不敵な青年に育ったようで、その危うさも含めて若さが眩しい。2020/05/01
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