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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アッシュ姉
43
ゴルゴの出生の秘密SP第二弾。第一弾よりスケールがさらに大きく、より複雑になっている。読み応え抜群の傑作４話。普段は引き受けない警護をしたり、意味深発言をしている「蒼狼漂う果て」、ルーツとして一番ふさわしいのは誰かという投票で堂々の一位に輝いた「すべて人民のもの」が特に印象的。タイトルも秀逸。以下、コメントは内容に触れています。2015/08/25
しば
0
ゴルゴのルーツにまつわるセレクションその二。ロシアのスパイの子説、日本を捨てた軍人とロシア貴族の間の子説、帝国海軍少尉とユダヤ人の子説、ロマノフ王朝・ニコライ二世の皇女と元東條英機秘書の子説。手強く密度の濃い四篇が揃っている。ゴルゴが父と異母弟（であるかもしれない相手）を守り切ったというどこかしんみりとした情感の「蒼狼漂う果て」、ゴルゴのルーツのみならず大戦に翻弄された国家を持たぬ民族・ユダヤについてを描き出した「河豚の季節」など、やっぱりルーツ話は様々な要素が複雑にからみ合って面白い、が2014/02/08
