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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
風に吹かれて
14
本書のタイトル作『イルスク浮上せよ』に感動。事故で沈没したロシアの原子力潜水艦イルスク浮上作戦。軍事情報を満載している潜水艦を何とかしなければ、と浮上を計画するが、国際政治上も回収をアピールしたい政府と知られたくない秘密を抱えている軍部が対立する中、ゴルゴ13は浮上妨害行為阻止を依頼される。減圧室で数日間をかけて体を環境に慣らし海底の作業へ……。 2000年のクルスク沈没を題材にしている模様。実際のところ、ロシア内部にも様々な対立と陰謀が渦巻いているに違いないと関心を広げてくれる快作である。 2021/08/31
愛理ちゃん88
2
十二気圧に体をならし深海に潜ることは、生命維持装置を管理する他人に命を委ねる事だ。俺のルールにはない・・・ この仕事は断る。2023/01/29
こひた
0
厳重なセキュリティにハックさせたのが釣り情報っていう古典手法。目の前でいかさました仇敵殺してくれ、との依頼にやたらミステリチックな遠回りの仕掛け用意(クラッカー、コンソメスープ、防弾チョッキ、都市模型)。ロシア原潜事故、臓器移植してくれた兄の敵とゴルゴに耐圧訓練した上で妨害排除依頼、やたら依頼人に親切。2016/10/04
HITO
0
引っ越しを繰り返しても,手放したくないシリーズ。永遠の名著。時事問題が漫画化された好例。2016/01/05
Gen Kato
0
このシリーズの完成度の高さには毎回うならされます。脚本の練り上げがハンパじゃない。この巻では本格倒叙ミステリ風の『殺人劇の夜』、サスペンスと陰謀とホラーを兼ね備えた文句なしの逸品『イリスク浮上せよ』に脱帽。2014/02/11