感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
蔦屋重三郎そっくりおじさん・寺
50
日刊ゲンダイでお馴染みだった『やる気まんまん』の横山まさみちが描く武田勝頼伝。私が読んだのは去年の6月に出たアンコール復刊のもの。ちょうど大河『真田丸』で平岳大が演じた勝頼が話題になった後である。横山まさみちは武田信玄の長編も描いていたので、蛇足的スピンオフであろうが、意外と読ませる。勝頼の37年の短い生涯をコンパクトに纏めつつ、剣豪上泉伊勢守との交流やくノ一まで登場。武田一門の裏切り者・穴山梅雪が見るからに悪役に描いてある為に解りやすい。真田昌幸が良い役で出ており、ラストがちょうど真田丸の1話に繋がる。2017/01/17
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