内容説明
ずっと昔のモノクロ映画、道に落ちてる枯葉、そっと話しかけてくれる本、さりげなく撮ってみたポラロイド写真、わくわくするような雑貨屋さん、60’sの香りのする古着たち、ホッとするお気に入りのティールーム、ジャケットがいかしてるレコード、とっておきの遊園地の秘密、パッケージが楽しいお菓子の話…普段は気づかないことだって、心のアンテナをのばしていれば大丈夫。身のまわりにいろんなハッピーなことがあるってこと、いつも、わすれないで!さあ、Strawberry Dictionaryのページを開いてみよう。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
新地学@児童書病発動中
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辞書の形で、個性的な輝きを持った音楽、映画、文学、ショップなどを紹介した本。「永遠の少年少女に捧ぐ」というサブタイトルがついているので、永遠の18歳と友人たちから揶揄される私にぴったりの本だ(苦笑)。夏の「し」の項を見ると、ジャン・コクトー(作家)、ジミー・ウェッブ(ミュージシャン)、シンハ(品濃町のカレー屋)、新幹線(西に向かう列車に乗ると夕焼けを見ることができる)といった言葉が並んでおり、その選び方に著者の独特の詩的感性を感じることができる。各ページの写真やイラストのコラージュを見るのも楽しかった。2015/07/08