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内容説明
ベクシンスキー画集。現代のマニエリスム画家として伝説的な評価を得ながら、ポーランドに隠者のように暮らすベクシンスキーの、ディスフィギュアーに憑かれたイメージを密葬する、美しくも戦慄すべき作品群を日本初紹介。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
だてまき( ˘ω˘)スヤァ
14
枯れた蔦が固い血管のように絡む廃墟、損壊された身体、海に浮かぶ巨大な石の船。1枚の絵から発する物語性の強さから、SF小説でも読んでいるような気分になる。ベクシンスキの中にはボッシュ、ターナー、ベックリン、クリムトなどの直接影響を受けた画家たちが眠っている。ベクシンスキの夢の再現に彼等古典画家達が一役買っている。2013/07/17
芍薬
7
ベクシンスキーを教えて頂いてすぐさま購入してしまった一冊。こんな出会いがあるから読書メーターたまりません!グロテスクな静けさ!絵に題名を付けないという傲慢さも小気味良いです。蜘蛛の巣なのか皮膜なのかに包まれた、冥く静謐でこの上なく魅力的な世界です。2012/03/15
misui
4
解説では「意味内容なき寓喩」とか言ってるけど、結局は特異な画家の特異なヴィジョンをそのまま受け取るべきということだろう。人体を変形させたようなモチーフのものはしつこいし気持ち悪いが、超現実的な風景を描いたものは引き伸ばして飾りたいほど。番号で言うと10番なんか好きだな。2014/09/03
レニ
4
図書館で、図録洋画のコーナーを片っ端から見ていて出会ったのが最初。衝撃的に、ギュイーン!と吸い寄せられた。 何度観ても飽きぬ魅力。私は、無音、もしくは轟音。永遠の枯渇や孤独を感じる。 人によって、色んな想像をわきたてられると思う。 ベクシンスキーご本人の、あまり表に出てこない感じも好き。作品は、作品。評価するのは他人。作品を好きな人は好き。それでいいんだ。
はなはな
3
怖い絵画とネットで検索すると間違いなくトップ10で登場します。ドライで、神経逆撫でする不安感満載、一度み始めると目が離せません。2016/11/03