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内容説明
北方へ伝播したマニエリスムは、豊穣な人体表現の一大実験場となった。ハプスブルク家の宮廷ではスプランゲル一派が濃厚なエロティシズムを放つ神話画で、アルチンボルドは綺想溢れる擬人像で度肝を抜く。オランダではコルネリスやブルーマールトらが執拗なまでに裸体群の横溢を描き出した。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
白義
9
一言で言うと、ジョジョ立ちしている人間が大量に描かれている、というのがマニエリスム絵画の特徴で、特に北方のユテヴァール「大洪水」などもりもり盛り上がったボディビルマッチョな肉体が滅びの時にも関わらずポーズを決めたりその特徴が顕著に現れている。崩しによる陰影と豊穣からなる官能性、そして奇想的な遊び心がイカス名画が多く。遊び心的だまし絵の頂点たるアルチンボルドは現代アートの挑戦も先取りしているばかりか、ルネサンス的万能人としての活躍と寓意性も兼ね備えている2013/03/13
OKKO (o▽n)v 終活中
2
たぶん1999年ごろ購入 ◆この画集を見ると、北方ルネサンスは完全にエログロ一色に見えちゃうな(笑) だってアルチンボルドと裸の異教神話ばっかなんだもん。このセレクションはちょっとどうなんだろう、と今さらながら。2013/11/20