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内容説明
エイズと知らされ、残された時間のなかで30年間の自身の生涯を遍歴する。それぞれのシーンをキースが回想し、触れ合った人々が証言する、これはキース自身の死の準備であり、死後に向けて仕掛けられた遺作なのだ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
どぶねずみ
29
キース・へリングの絵といえば、躍動感があり、誰もが一度は見たことあるだろう。それをもっと見たくて図書館から借りてみたが、絵のページは1/5程度でインタビュー形式の文章がほとんどだった。少しガッカリしたものの、キースがエイズで亡くなるまでの人生がよくわかった。私自身エイズのことについて理解不足で、どんな症状になるのかもよく知らなかった。周りの友人たちを次々とエイズで失っていくなか、自分もエイズ患者だと認識して生きていくことの辛さは想像を越える。キース・へリング展があったら、私も追悼の意を込めて鑑賞したい。2019/07/17
ささずし
2
みんなが見ない・見えないものを鼻先に突きつける。 アーティスト。2018/06/16
チョコろん
0
キース・ヘリングの人生について、本人、家族、同業者、友人のインタビューを年代別にまとめた本。---展示会に向けて。図説の面もあり、全体の1/5程度は本人の作品が収められている。「光り輝く赤ちゃん」以外の作品も確認できる。インタビューが細かい字で膨大で、流し読み。しっかり読み込めば、キース・ヘリングの人となりが分かるはず。このインタビューを時系列ごとにまとめてテキスト化したのがhttps://bookmeter.com/books/12889028 と思われ、一旦、こちらを読んでおいたほうが理解が進む。2024/01/28