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内容説明
ミッドナイト・ムービーの魔術師デビッド・リンチが、タブロー上に自からのイメージの地下世界を探索した絵画作品集。
目次
Some Thoughts on David Lynch
Some Thoughts by David Lynch
Lych lynches David
レザー・スラッシュ・スプラッター―地獄の天使たちのための3つの聖痕
浮遊するノイズ、落下する暗闇
ラフ・スケッチ・フォー・リンチ
作品図版
デビッド・リンチ年譜
デビッド・リンチ経歴
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
匠
116
デビッド・リンチ監督の映画はいつも不快感が漂っている。不快で奇妙で奇怪なものに満ちていて観る人をすごく選ぶ作品だと思う。学生時代にさんざん観て嵌っていたのはおそらく、その不快で奇妙な世界に自分を放り込みたかったからかもしれない。それと彼の映画を彩る音楽の数々がとても好きだった。この本では年譜のほか、リンチの描いた40点ほどの絵画が掲載され、そのモノトーンのダークな抽象画が、無言のまま饒舌に彼の世界観を物語っていると思った。 2014/05/16
nizimasu
6
この本は前にやったラフォーレの個展と関係あるのかな。あの作品展でも映像に混じって不穏なドローイングがいくつもあって印象に残っていたので、チェックしてみた。ここでもたまたまラファエル前派展の本に寄稿していた滝本誠さんの名前が。根っからのリンチフリークなのですね。納得。内容は作品中心でその着想についても書いているんだけど。相変わらずわかりにくいがそれもまたよし。なんだか、シュールレアリズム以降の自動書記の気配もある抽象と具象の間のような作品も陰鬱でリンチそのものでした。もうちょい判型が大きいと良かったな2014/02/09
呉
2
写真は『イレイザーヘッド』、絵画に関しては初期短編『アルファベット』『グランドマザー』の雰囲気そのまま。眺めていると、自然とノイズが聞こえてきそうな世界観。椹木野衣氏の指摘が個人的に合点がいった。リンチの世界観は50年代と80年代(保守と保守回帰の世代)が直結していて、60~70年代の反体制ヒッピーカルチャー時代がごっそり抜けているのだった。そういえば、『ブルーベルベット』で亜硝酸アミル吸いながら変態行為にふけってる悪役はアメリカン・ニューシネマの顔、デニス・ホッパーだった。2012/01/02
Oto
0
古本屋にあった。自分の絵が動いているのがみたいという動機で映画を撮り始めたらしい。映画において白はもっと白く、黒はもっと黒く描かれるとか、ハムスターの毛を剃ってみたとか、やっぱり鬼才。。2020/11/30
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- 今日もぼっちです。