感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まみ
3
実に素敵な本でありました。其の一「身体を持ち上げる事に因って飛ぶ方法」（腕力を強化し減量し「然る後に気合諸共一気呵成に身体を持ち上げる可し」←自分の手で自分を持ち上げるのです）にはじまりさまざまな飛行術が描かれています。団扇や帽子や傘や紙飛行機を使いますが私が好きなのは煙を使って飛ぶ方法。どうも私は無表情で一生懸命何かをしている人が好きなようで、この作品も無表情だからこその面白味。飛ぶときの心得（「決して笑うことなく憂い顔にて行う可し／頭を傾げ吐息をつくも良し／涙を流すは大袈裟なり」）もまた良し。2009/07/08
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- 和書
- とうちゃんはりょうりにん
