内容説明
エコロジー思想の系譜をヨーロッパ思想史の中にたどり、他思想との相剋・影響を経て今日に至るさまを、美しい文体で描く誉れ高い名著。
目次
第１部 二つの路の岐れ―１８世紀のエコロジー
第２部 反体制的科学―ソローのロマン主義的エコロジー
第３部 陰うつな学門―ダーウィンのエコロジー
第４部 おお、開拓者よ―フロンティアに挑むエコロジー（クレメンツと極相群集）
第５部 科学の道徳―倫理学・経済学・生態学
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みか
1
エコロジー思想を学びたい人には必読です。18世紀から20世紀前半までのエコロジー思想史を概観することができます。ロマン主義の影響を受けたソローの思想に関する分析はとても興味深いです。しばしばエマソンと似た思想と見なされるソローの独自性、エマソンとの思想的異同が本書からよく理解できます。2007/08/07
