乙女の本棚<br> 藪の中

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乙女の本棚
藪の中

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  • サイズ B5判/ページ数 64p/高さ 17X19cm
  • 商品コード 9784845640720
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

人気シリーズ「乙女の本棚」第40弾は、文豪・芥川龍之介×イラストレーター・おくのコラボレーション!
小説としても画集としても楽しめる、魅惑の1冊。全イラスト描き下ろし。

内容説明

藪の中で、一人の男の死体が見つかった。だが、関係者の証言はそれぞれ食い違い、果たして真相はどこにあるのだろうか。芥川龍之介の名作が、和のモチーフを独特な感性で描く大迫力の作品で人気を集めるイラストレーター・おくによって、鮮やかに現代リミックス。人気シリーズ「乙女の本棚」の第40弾が登場。小説としても画集としても楽しめる魅惑の1冊。

著者等紹介

芥川龍之介[アクタガワリュウノスケ]
明治25年(1892年)生まれ。東大英文科卒。大学在学中に菊池寛らと第三次『新思潮』を創刊、第四次『新思潮』に「鼻」を発表し夏目漱石にその才能を認められる。代表作に「羅生門」、「蜘蛛の糸」など。死後、菊池寛により芥川賞が設けられた

おく[オク]
和のモチーフを独特な感性で描く大迫力の作品で人気を集めるイラストレーター・漫画家。2022年大河ドラマ『鎌倉殿の13人』公式サイトのイラストを担当したことでも話題を集めた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

いつでも母さん

130
『乙女の本棚』第40弾はこれ。この装画にゾクゾクする。藪の中・・どこに本当があるのか。初めから本当などないのか。そう。人は己の心のままに都合よく解釈する生き物なのだ。この世界全てが藪の中とも言える・・はぁ。2024/08/10

アキ

95
金原ひとみ「YABUNONAKA」を先日読了したので、元となる芥川龍之介の短編を乙女の本棚で読み返した。初出は1922年。イラストレーターおくは、シリーズ初登場。殺人事件を巡る証言の食い違い、検非違使に語った死骸の発見者・木樵り、前日に姿を見た旅法師、盗人と主張する放免、妻である娘の身の上を心配する媼、あの男を殺した多襄丸の白状、清水寺に来れる女の懺悔、そして最後に巫女の口を借りた死霊の話。そうと信じるとすべての証言が真実味を帯びるが、実際の所は藪の中。YABUNONAKA同様、当人にとっては全て真実。2025/06/08

竹園和明

49
金原ひとみ『YABUNONAKA』を読んだので、“本家”『藪の中』を。イラストレーターおく氏の想像を掻き立てるイラスト付き絵本版。人気のない藪の中で侍の死骸を発見した木こり、侍と妻を見かけたという旅法師、犯人を捕えた男、侍の妻の母親、犯人と思しき男、清水寺に現れた侍の妻、巫女の口を借りた侍の死霊…の証言が語られるも、特に当事者3人の話は食い違い、真実が全くわからない。そこに人間の狡さと卑しさ、更にはしたたかさまで端的に表した太宰治さすがの名作。そして金原ひとみ版の狙いと完成度の高さに改めて驚愕した次第!。2025/05/01

ちえ

39
多くの芸術家に影響を与えてきた芥川龍之介の短編。まず表紙の絵にゾクゾクして心を掴まれページをめくる。女の心理、言動、それに操られるような盗賊。三者の表情、目、特に妖しげな女の表情には狂気を感じる。「乙女の本棚」シリーズ、第40弾。2024/12/29

ぐうぐう

37
「乙女の本棚」で再読する『藪の中』。映画『羅生門』の原作として有名な芥川龍之介の名作だが、黒澤明をはじめとして、世界の映画人がこの原作に魅せられた理由がよくわかる。証言が異なるというミステリアスな展開が実に映画向きだし、それでいて真相がまさしく藪の中であることでの文学性を映像にしたいとの欲求に駆られるのだろう。久しぶりの再読となったが、その真相のなさこそが本作の耐久性を保証したことに改めて実感させられた。証言者によって画風を変える、おくのスタイルも小説にマッチしている。2024/07/25

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