出版社内容情報
《ベルサイユのばら》《エリザベート》から《ルパン三世》まで、歴代の名作も数多く登場!
100年以上の歴史を持ち、兵庫県の宝塚市と東京の日比谷に専用劇場を所有する宝塚歌劇。
本書では、その目玉のひとつである「レビュー」をキーワードに、宝塚歌劇を様々な角度から深く掘り下げ、その魅力の真髄に迫っていきます。
劇団の歴史や美学、演出の特徴などを知ることで、観劇のきっかけとなり、また観る前の予習としても使える1冊。
巻末には「宝塚名作紹介」として、歴代の傑作をじっくり取り上げています。
【レビューとは?】
宝塚を観劇したことがない人でも、レビューの概念を知らない人でも、「タカラヅカ」と聞けば、男役の存在の他に、大きな羽根を背負っているスターの姿やラインダンス、電飾が光る大階段などを思い浮かべるのではないだろうか。それらは全てレビューと呼ばれる歌と踊りをメインにした演目のワンシーンである(本文より)。
カバーイラスト:Sakizo
内容説明
レビューを知れば、観劇がもっと楽しくなる!歌と踊りをメインにした演目=「レビュー」をキーワードに、宝塚歌劇の魅力を探る。宝塚研究で博士号を取得した著者による、ディープでやさしい案内書。“ベルサイユのばら”など歴代の名作も数多く登場。
目次
1 「夢の世界 タカラヅカ」の誕生(夢の世界への招待;宝塚少女歌劇の結成 ほか)
2 「演劇」としての宝塚歌劇(西のムラ、東の東宝;国民劇とは何か ほか)
3 “ベルサイユのばら”の衝撃(“ベルサイユのばら”舞台化への道;宝塚版“ベルばら”の演出技法 ほか)
4 レビューとタカラジェンヌ(宝塚とレビューの関係;レビューと演出 ほか)
付録 宝塚名作紹介
著者等紹介
石坂安希[イシザカアキ]
東京生まれ。早稲田大学演劇博物館招聘研究員。2017年、早稲田大学大学院演劇映像学コース日本演劇学にて博士号(文学)を取得。論文のテーマは、レビューを中心とした戦前の宝塚歌劇の演出様式について。演劇学・舞踊学から宝塚を考察した博士論文としては世界初となる。宝塚、ダンスの講座を大学、百貨店、サロンなどで行うほか、NHKのドキュメンタリー番組の考証協力、鹿鳴館・帝国劇場の歴史展示を手掛けるなど多方面で活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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さなこ
カピリコ
masakinoko7232