乙女の本棚<br> 魚服記

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乙女の本棚
魚服記

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  • サイズ B5判/ページ数 49p/高さ 18X19cm
  • 商品コード 9784845636150
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

「おめえ、なにしに生きでるば」地図にも載っていないような山のふもとの村で、炭焼きの娘・スワは、父親と2人で暮らしていた。太宰治の名作が、大人気イラストレーター・ねこ助によって、鮮やかに現代リミックス。人気シリーズ「乙女の本棚」の第20弾が登場。小説としても画集としても楽しめる魅惑の1冊。

著者等紹介

太宰治[ダザイオサム]
明治42年(1909年)青森県生まれ。小説家。1935年、「逆行」が第1回芥川賞の次席となり、翌年、第一創作集『晩年』を刊行。『斜陽』などで流行作家となるが、『人間失格』を残し玉川上水で入水自殺した

ねこ助[ネコスケ]
鳥取県出身のイラストレーター。書籍の装画、ゲーム、CDジャケットなどのイラストを手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アキ

90
乙女の本棚・第20弾。太宰治24歳の時の作品。ねこ助のイラストがお話にマッチしている。東北のある山の麓の滝壺に過失から落ちて死んだ学生を目撃した少女から始まる物語。兄弟の弟八郎が大蛇になってしまうお伽噺から、15歳の少女も滝に飛び込み鮒になる。それから滝壺に向かうのは死んだ学生が大蛇になったか確かめに行くためか。13歳から15歳へ、少女からおんなになる感性鋭い時期に父親は無為に生きているとしか思えなくなる。「おめえ、なにしに生きでるば」と問う娘の言葉は容赦ない。この2年後太宰は芥川賞の選考会で次席になる。2021/05/22

寂しがり屋の狼さん

78
【乙女の本棚】シリーズ19冊目📚太宰治は『魔笛』『女生徒』に続き同シリーズ3作目、押絵は『山月記』に大好きな『赤とんぼ』を手掛けた「ねこ助」さん。本州北端の山中の炭小屋で暮らす父娘のお話し…少し重たく切ない物語ですが、少女から女性へと変わっていくスワの心境を「ねこ助」さんの挿絵が見事に表現しています(◕ᴗ◕✿)2021/08/28

吉田あや

76
本州北端にある寒村に住む少女スワとその父親。山の裏には十丈近くの滝があり、紅葉の季節には町から遊びに来る人や珍しい羊歯類の採集を求める人で少し賑わう。十五を迎え少し思案深くなったスワにとり閉塞的で変化のない日々の暮らしの中で小さな光のような出会いとなった植物採集に来た色の白い都の学生は、すっと吸い込まれるように滝に落ちて亡くなった。煌めくような生に満ち溢れた少女たちにとっても美しい自然は時に過酷で残酷であり、死は誰しもの隣で平等にその入り口を横たえている。(⇒)2022/03/07

モリー

67
しばらくは、滝壺には近づかないようにしよう。覗き込んだら引っ張られそうな…。(感想になってませんね。m(_ _)m)2021/11/13

里愛乍

62
『晩年』の中で読んだ頃はさらりと通り過ぎるだけだった。『文豪たちが書いた怪談』で読んだ時は、そういう読み方をしたからだろうか、あるいは歳か、妙に心に残る。やたら淋しげな背景か、父親の空虚感か、スワの気丈か。このいいようのない感覚を美麗なイラストによって表現されていて嬉しくなった。何度でも読み返したくなる。2022/08/24

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