内容説明
音楽理論の基礎から、音楽の歴史、音楽に関する物理学など、音楽にまつわる広範な知識を一気に学べる!
目次
第1編 旋律と和声
第2編 和声の拡張
第3編 拍とリズム
第4編 拍子の拡張
第5編 音楽のテクスチュア
第6編 音楽の形式
第7編 音楽の編成
第8編 音楽の様式
第9編 音の正体
第10編 音律
著者等紹介
清水響[シミズキョウ]
作曲家・ギタリスト、群馬県高崎市出身。上智大学理工学部物理学科卒業、バークリー音楽大学Composition科及びContemporary Writing and Production科首席卒業、ブランダイス大学作曲科修士課程修了。作曲をAll Elana Cohen、Yu‐Hui Chang、Eric Chasalowらに師事。音楽大学留学中、国際コンクール入賞をきっかけに、クラシック音楽の作曲家を志す。大学院修士奨学生、大学補助教員を経て帰国、音楽教育コンサルタント会社に入社。2017年に独立し、群馬県高崎市に清水響音楽研究所を設立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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アドソ
11
30年ほど前、「音楽の正体」というTV番組があった。不定期にしか見ていなかったけれど、音楽の形式や和声の理論などをもとに楽曲を解説する趣向で、とても興味深かったのを覚えている。元ネタ本があるらしいのだがもはや入手困難で、本書はその趣向に近いのではないかと思って読んでみた。件の番組よりはだいぶアカデミックな雰囲気だけれど、まさに求めていたものだった。大学で音楽を専攻する人はこういう授業を受けたりもするのかな。自分でも弾ける人ならいっそう楽しめそう。2021/08/13
kaida6213
8
最後の9章だけ読もうと思ったら1章から面白かった。長調短調の説明とかこれをウィキペディアに載せればいいのにと思う。あと音階が物理的に微妙に合わないのは、指数的なオクターブの決め方と波の共振が整数比で決まることのジレンマから来てるんですね。2024/08/05
つー
3
かなり面白かった。これまで音楽について感じていた様々な疑問、たとえば「なぜハーモニックマイナースケールが発明されたのか」といったことが明確になった。 各章を読み進めるにつれて、扱われる主題のスケールも大きくなっていく。リズムや和音から始まり、最後には曲の形式や編成や物理的性質にまで踏み込んでいく。その過程で音楽の発展の歴史も学ぶことができた。 ただ、読むには音楽理論の基礎知識がないと少し難しく感じるかもしれない。それに、例曲を知らないと説明の内容を想像するのが難しかった。2025/06/04
b
0
なんとか読了! 音楽経験ない人でも雰囲気がわかって楽しめると思います。 周波数と音の関係など、物理の切り口で説明されているところも面白かった! 2024/09/09
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