内容説明
赤とんぼは、かあいいおじょうちゃんの赤いリボンにとまってみたくなりました。誰もいない別荘。そこに引っ越してきた少女は、一匹の赤とんぼと出会った。新美南吉の『赤とんぼ』が、書籍の装画、ゲーム、CDジャケットなどで美麗な人や獣を描くイラストレーターねこ助によって、鮮やかに現代リミックス。人気シリーズ「乙女の本棚」の第10弾が登場。小説としても画集としても楽しめる魅惑の1冊。
著者等紹介
新美南吉[ニイミナンキチ]
大正2年(1913年)愛知県生まれ。雑誌『赤い鳥』などに作品を発表していたが、結核により29歳で亡くなる。代表作に「ごんぎつね」などがある
ねこ助[ネコスケ]
鳥取県出身のイラストレーター。書籍の装画、ゲーム、CDジャケットなどのイラストを手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
いつでも母さん
180
乙女の本棚シリーズ『赤とんぼ』赤とんぼは、あの かあいいおじょうちゃんと夏のひと時の夢を見る。書生が語る「赤とんぼ」が何故だか生々しい。書生と母の関係は?ひと夏限りの赤とんぼが、妖しく儚く私の想像を掻き立てる。ねこ助さんのイラストが好い。赤とんぼは最後にうっすらと描かれているだけなのにね・・2019/03/29
ナイスネイチャ
113
図書館本。赤とんぼってこういう風に挿絵で擬人化するとグロいなあ。まあ血なまぐさい文面もあるけど。2019/05/20
寂しがり屋の狼さん
101
【乙女の本棚】シリーズ7冊目📚️『ごんぎつね』で有名な新美南吉の『赤とんぼ』です。誰もいない別荘。そこに引っ越して少女と一匹の赤とんぼの物語…挿絵は『ねこ助』さん。すべての頁に挿絵があるのは、私が読んだ中では初ですかね♪どの挿絵もとっても繊細で素敵なんです💓物語も好きですが、『ねこ助』さんの挿絵に一目惚れです(*≧∀≦*)2019/11/03
美紀ちゃん
100
東京から別荘にやってきたお嬢ちゃんとその母と書生さん。 赤とんぼが3人を出迎える。 赤とんぼを可愛いと言ってくれるお嬢ちゃんに会いたい赤とんぼ。 書生さんが赤とんぼがなぜ赤いのかを話して聞かせる。 そんなことはないと赤とんぼをかばうお嬢ちゃんが可愛い。2021/04/03
MI
94
誰もいない別荘。そこに引っ越してきた少女は一匹の赤とんぼに出会った。新美南吉の赤トンボ。少し切なく、情緒があった。少女の肩に止まる赤トンボ。時に擬人化してトンボも少女と同じ年頃の女の子に変身。赤トンボが嬉しそうに少女にまとわりつくのが愛おしい。2024/03/05