Ａ面に恋をして―名曲誕生ストーリー

谷口 由記【著】

リットーミュージック（2018/03発売）

• サイズ B6判／ページ数 189p／高さ 19cm
• 商品コード 9784845632213
• NDC分類 767.8
• Cコード C3073

内容説明

誰もが知るあの曲は、なぜ多くの人の心をつかむことができたのか―本書は、シングルの表題曲が“Ａ面”と呼ばれた時代に生まれ、いまやスタンダード・ナンバーになった名曲の数々について、歌い手自らが振り返るインタビュー集。曲が作られ、ヒットを目指してスタジオやレコード会社で繰り広げられたドラマ、さらにその“ヒット曲”の存在によって歌い手の人生に訪れた転機、それらが貴重な証言と赤裸々な告白によって綴られていきます。

目次

原田真二「キャンディ」
さとう宗幸「青葉城恋唄」
渡辺真知子「かもめが翔んだ日」
五十嵐浩晃「ペガサスの朝」
石川ひとみ「まちぶせ」
大橋純子「シルエット・ロマンス」
稲垣潤一「ドラマティック・レイン」
Ｈ２Ｏ「想い出がいっぱい」
村下孝蔵「初恋」
ＥＰＯ「う、ふ、ふ、ふ、」
小林明子「恋において　Ｆａｌｌ　ｉｎ　ｌｏｖｅ」
ＬＯＯＫ「シャイニン・オン　君が哀しい」
ＺＩＧＧＹ「ＧＬＯＲＩＡ」

著者等紹介

谷口由記［タニグチナオキ］
１９６６年、鹿児島県出水市生まれ。ＮＯＢＯＤＹ、稲垣潤一のツアー・ローディ、作曲家・見岳章（元・一風堂）のアシスタントを経て、ライターに転身。エンタメ系を中心に、取材・執筆を行なう。永見バンドのヴォーカル兼ギター（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[山田太郎]

売れた曲だから思い入れあるわけでなくなんかもういいやみたいな感じだったけど、結局そのおかげで食べていけるみたいな若気の至りみたいな。原田真二が吉田拓郎絡みとは知らなかった、鳥の巣みたいな髪型が記憶に残っていますが。どうしても一発屋ぽく見えるのがいやな気持ちもわかるなと。表紙と中身のあってなさは何だろうなと。

2020/05/12

[sayuri]

アーティスト本人が自身の名曲について語るロングインタビューが収録されています。 ヒット曲が誕生するまでの裏側や、その曲が歌い手に与えた影響などがかいま見れて、よりその曲への親しみが強くなりました。 印象に残ったのは「青葉城恋唄」の日本作詞大賞でのエピソード、「かもめが翔んだ日」が完成するまでの過程、石川ひとみさんの「まちぶせ」への想い、村下孝蔵さんの「初恋」に関する須藤晃さんのインタビュー。 名曲誕生の秘話を知る事で、やはり歌い継がれて行く歌にはそれなりの理由があると感じました。 興味深く読めた１冊です。

2018/06/07

[くさてる]

70年代後半から80年代後半までのヒット曲について、アーティスト本人へのインタビューを通して誕生とそのヒットがアーティストにもたらしたものに迫るインタビュー集。どの曲も知っている名曲ばかりだけど、個人的には村下孝蔵「初恋」のプロデューサーだった須藤晃、「シャイニン・オン君が哀しい」LOOKのボーカルの鈴木トオル、「想い出がいっぱい」H2Oのなかざわけんじなどの内容が特に興味深かった。ヒット曲がどのように誕生し、アーティスト本人の人生にどのような影響を与えるかというところまで迫った、面白い本でした。

2018/04/07

[五月雨みどり]

昭和後期に発表され大ヒットした名曲の数々。その誕生の逸話を40年近くを経て，熱唱した本人（村下孝蔵のみ故人のため須藤P）が語る。「キャンディ」「青葉城恋唄」「かもめか翔んだ日」「ペガサスの朝」「まちぶせ」「シルエット・ロマンス」「ドラマティック・レイン」「想い出がいっぱい」「初恋」「う、ふ、ふ、ふ」「恋におちて-Fall in love-」「シャイニン・オン君が哀しい」「GLORIA」。ページ順ではなく興味のある曲から読んでいき，最後に残った「青葉城恋唄」。これが一番驚いたし，これこそ『逸話』だと思った。

2022/03/15

[スリカータ]

知らない曲もあったけど、原田真二さんの「キャンディ」と石川ひとみさんの「まちぶせ」は今も好きなので、懐かしい気持ちで楽しく読みました。村下孝蔵さんの早逝が惜しいです。ご存命でしたら、どんな名曲が生まれたかと残念に思いました。「初恋」を初めて聴いた時、吹奏楽で演奏した時、自分の青春の思い出と重なりました。

2018/06/18