内容説明
大人気作家・村山早紀の未発表作品を含む3つの短編を数多くの装幀で知られるイラストレーター・げみの世界観に寄り添うやさしいイラストが彩る、華麗な1冊。「花ゲリラの夜」さゆりさんは、いつもポケットに花の種や小さな球根を隠し持っている。散歩のふりをして、町中に種をまくのだけれど…。「春の旅人」夜のゆうえんち。そこで出会ったおじいさんから、ぼくは星をみながらとあるお話を聞くことになった。「ドロップロップ」ドロップロップかんをふるところん―。大人も子どもも楽しめる、カラフルなお話。
著者等紹介
村山早紀[ムラヤマサキ]
1963年長崎県生まれ。『ちいさいえりちゃん』で毎日童話新人賞最優秀賞、第4回椋鳩十児童文学賞を受賞
げみ[ゲミ]
1989年兵庫県三田市生まれ。京都造形芸術大学美術工芸学科日本画コース卒業後、イラストレーターとして作家活動を開始。数多くの書籍の装画を担当し、幅広い世代から支持を得ている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
203
書店で見掛けて手に取りました。村山早紀3作目、げみは初読です。短編集と絵本が融合したブックレット、この季節に相応しい美しい装幀の作品!オススメは『花ゲリラの夜』です。 http://rittorsha.jp/s/harunotabibito/2018/03/16
優希
99
綺麗な文章とイラストで描かれた大人の絵本。優しい世界が詰まっていて、心にスッと入ってきます。あたたかい気持ちになりました。癒されます。2018/04/15
菅原孝標女@ナイスありがとうございます
80
なかなか本を読む時間がとれなくて気持ちがブルーになりがちな今日この頃にとても幸せな、心がほわんとあたたかくなるような、優しい風を吹かせてくれる村山早紀さん。表題作「春の旅人」が不思議で素敵でした。2018/10/17
あおでん@やさどく管理人
80
【第17回やさどく】3月にイベントに行きサイン本を入手していたが、あえて「やさどく」開催期間までじっくり読まないでいた本。「花ゲリラの夜」は、こっそり蒔いた種が至る所で花を咲かせるように、優しさも広がってほしいなと思える作品。「ドロップロップ」は、YouTubeに村山さん自ら朗読した動画があるので、それを聞きながら一緒に読んだ。個人的には紫色が一番好き。2018/05/01
itoko♪
71
今年度の本屋大賞ノミネート作品『百貨の魔法』などなど、優しい作風の村山早紀さんと、文芸書や文庫の装画を数多く手掛けているイラストレーターの げみさんの華麗なるコラボ作品。頁を捲ると、優しくあたたかな世界がいつでも迎えてくれます。収録されている『ドロップロップ』は、著者の村山早紀さんの朗読がYouTubeで視聴出来るんです。プロのナレーターのような、とても素敵なお声で癒されますよ。2018/04/04
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