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内容説明
70年代SFファンタジーの傑作短編萩尾望都「ユニコーンの夢」A5サイズで初収録!!あの頃の少女マンガ家たちがイマジネーション豊かに描き上げた、ハヤカワ文庫のカバーイラスト106点も一挙収録!図版点数300点超!魅惑の少女マンガワールド。「SF&ファンタジー少女マンガ635作品リスト」ほか、作家・作品・雑誌を図版とテキスト3万字超で紹介!
目次
1 萩尾望都「ユニコーンの夢」
2 SF&ファンタジー少女マンガ 作家セレクション(青池保子;木原敏江;竹宮惠子;萩尾望都;山岸涼子;大島弓子)
3 SF&ファンタジー少女マンガ 雑誌と作家たち(1950~60年代 月刊誌の時代;『少女フレンド』;『週刊マーガレット』;『りぼん』『りぼんコミック』『別冊マーガレット』;『少女コミック』;『花とゆめ』『ララ』;『プリンセス』系;『りぼん』派生誌系;『プチフラワー』『デュオ』『グレープフルーツ』『ウィングス』)
巻末カラー特別企画 ハヤカワ文庫FT・SF・JAカバーイラスト集
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐうぐう
36
SF&ファンタジーの視点から語る少女漫画史。1950年代、少女漫画がまだ男性漫画家達のものであった時代、手塚治虫、石森章太郎、松本零士らが少女誌にSF&ファンタジー作品を発表していたことは、読者である少女、そしてデビュー前の少女漫画家に大きな影響を与えていたはずだ。とはいえ、竹宮惠子や萩尾望都が繰り返し語っているように、当時の少女漫画家にとってSFを描くことは想像を絶する高いハードルを超えなければならなかった。(つづく)2017/06/11
Kikuyo
35
懐かしいなー。SF&ファンタジー少女漫画ってワクワクする。 意外に読んでない作品もたくさん。ハヤカワ文庫の表紙をはじめ、イラストが感性を刺激しますね。これらの作品を今の自分が読んだらどんな感想を持つかな。2017/06/23
阿部義彦
32
私も高校時代には編集さんと同じで「ぱふ」の読者でしたSFファンタジーに絞ったのは素晴らしい企画ですね。流石図書の家、良い本だしてるよね!青月社「大島弓子fan book」買いました。何より巻末のハヤカワ文庫の表紙絵が、瞠目ものです。モーさまは勿論、おおやちきさん、森川久美さん、めるへんめーかーさんとか完成度高くて涙ものです。私的にはハヤカワコミック文庫(JA)にも一応少しだけ触れられてるけどもう少し詳しく言及して欲しかった。今でもブックオフで、吾妻ひでお、清原なつの、坂田靖子は有れば買います。良書価値あり2017/05/14
akihiko810/アカウント移行中
28
SF少女マンガのガイドブック。少女マンガにおけるSF、ファンタジー作品の系譜を、雑誌ごとの切り口で概説するとともに、萩尾望都「ユニコーンの夢」を再録。印象度B 萩尾望都、青池保子、木原敏江、竹宮恵子など。ひとつひとつの説明・解説は薄いのがマイナス面だが…。SF少女マンガの大まかがわかるのは面白い。ハヤカワ文庫FT(ファンタジー)の表紙集はレア。2024/10/04
柊渚
27
甘くせつない恋詩(ロマンセ)は、永遠にやむことなく この年代の少女漫画は、セリフからモノローグに至るまで、まるで詩のよう。ふわっと文学的な香りが漂っているのが、とてもいい…。ハヤカワ文庫の表紙一覧はどれも美しすぎて溜息ものです。2021/10/02