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内容説明
父からの虐待、メンバー間の軋轢、最愛の妻との別れ、突然の余命宣告…“奇跡のギタリスト”が波瀾万丈の半生を綴る。
目次
キャンヴェイ島の大洪水
テレキャスターとアイリーン
ニューカッスル大学
インド、カトマンズへの旅
ドクター・フィールグッド結成
赤と黒のシャツ
社会派としての顔
“ウィルコ・ジョンソン”の誕生
代表曲「She Does It Right」、「Roxette」
パブ・ロック・シーンを席巻〔ほか〕
著者等紹介
ジョンソン,ウィルコ[ジョンソン,ウィルコ] [Johnson,Wilko]
1947年7月12日、英国キャンヴェイ島出身。71年にドクター・フィールグッドを結成。『殺人病棟』(76年)がヒットするも、翌年にバンドを脱退。以後、自身のバンドを軸足としながら、イアン・デューリーやロジャー・ダルトリーなどとも交流。2012年に末期癌の宣告を受けるが、奇跡的に回復した。大の親日家としても知られる
石川千晶[イシカワチアキ]
プロモーター時代に忌野清志郎with Booker T.&The MG’sのコーディネーターを務める。MSI盤を中心に対訳多数。一時ヴィヴィドにも所属。併行して92年よりギター・マガジン誌の翻訳に着手、過去にはローリング・ストーンズやスティーヴィー・レイ・ヴォーンの別冊ムックも担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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チョビ
4
属性:知性、所属:ギターとロックとバンド、愛するもの:家族、日本。文章は決してうまいわけではないが、シェークスピアが所々埋め込まれているところ、インタビューをまとめたものではなく、おそらくご自身の言葉でしっかりと書いた本であろう。逆境の中でも自分の足で慎重に確実に渡って行き、だいたい50年。オッサマまだ現役。とにかく非科学的なことは信じないし、ロックの力でみたいなものもない。冷徹さすら感じる部分もあるが、奥様との思い出がそれを中和。よく計算はされている文章。「熱いぜ!(BY中畑清)」ならぬ「厚いぜ!」2017/03/12
姉のほう
0
ウィルコ・ジョンソンの詩的な表現や、風景描写が本当にすばらしかった。ちなみに彼はドクター・フィールグッドというバンドの方なのだけど……そんな知識など必要ないぐらい、のめり込んで読みました。外国翻訳ものが好きな人なら、ぜひ。きっとこの本から彼のファンになるはず。 描写もすばらしいけど(ていうか小さいときの話とかすごい記憶力&再現力!)奥さんのアイリーンの話やガンを治療する心持ちは、どのような状況にあっても、思考を重ねて知的に(というのは軽いけれども)生きる勇気をもらったなー。「不滅療法」というタイトル然り!2017/01/30