内容説明
虫プロダクションが併設された東京・富士見台から、井荻、清瀬と3つの家を舞台に繰り広げられる、手塚家の生活。有名マンガ家の家族ということで、ただでさえ普通の家庭とは違うのに、祖父・祖母・母・兄・妹と著者を加えた7人は、全員が際立った個性の持主。日々の暮らしは「平穏無事」というわけにはいかず、旅行や食事会といった家族イベントも、なかなかスムーズには終わってくれません。本書では、そんな家庭での手塚治虫の素顔が愛情深く、ユーモラスに描かれています。特に「どうしようもない我侭な子」だった著者と父とのエピードは、心に残るものばかり。後に著者が「手塚イズム」の伝道者となった必然性が、伝わってきます。
目次
最初に育った大きな家
蛙の子は蛙
お転婆ウラン
名前の由来
マコとチーコ
我が家は映館
父とクリスマス
赤玉ワインにゴーゴー
北風は冷たく雪を運ぶ
絵を描く楽しみ〔ほか〕
著者等紹介
手塚るみ子[テズカルミコ]
プランニング・プロデューサー。漫画家・手塚治虫の長女。成蹊大学卒業後、広告代理店I&Sに入社。SP企画・制作に携わった後、フリーとなり、手塚作品をもとにした企画・タイアップのプロデュース、コーディネーション活動を始める。2003年に音楽レーベル「MUSICROBITA」を設立。またABCラジオ『EarthDreaming~ガラスの地球を救え』の番組パーソナリティも務める。現在は株式会社手塚プロダクション取締役でもある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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阿部義彦
ALBA
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