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ヒップホップ・ジェネレーション (新装版)

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  • サイズ B6判/ページ数 757,/高さ 19cm
  • 商品コード 9784845628513
  • NDC分類 764.7
  • Cコード C3073

内容説明

ヒップホップ年代記1968‐2001。

目次

1 バビロンは燃えている 1968‐1977(ネクロポリス―死の街 ブロンクスと切り捨て政策;シプル・アウト・デー―ジャマイカのルーツ世代と文化的変化 ほか)
2 プラネット・ロック 1975‐1986(魂の救済―アフリカ・バンバータの神秘と信条;フューリアス・スタイル―七マイルの中で進化するスタイル ほか)
3 ザ・メッセージ 1984‐1992(崩れゆく絆―ポスト公民権運動時代の幕開け;若者の主張 一九八〇年代後半―ブラック・サバービア、人種分離、そしてユートピア ほか)
4 ステイクス・イズ・ハイ 1992‐2001(混乱を乗り越えて ロサンゼルス―和平、そして暴動;同じ境遇のもとで―青少年の弾圧と、団結を目指した取り組み ほか)

著者等紹介

チャン,ジェフ[チャン,ジェフ] [Chang,Jeff]
カリフォルニア在住のヒップホップ・ジャーナリスト。『San Francisco Bay Guardian』『The Village Voice』『Vibe』『The Nation』『URB』『Rap Pages』『Spin』『Mother Jones』といった雑誌で記事を執筆。また『Colorlines』の創刊者兼編集者であり、伝説のヒップホップ・レーベル“SoleSides”(のちのQuannum Projects)の共同創立者でもある

押野素子[オシノモトコ]
東京都生まれ。青山学院大学政治経済学部卒業。レコード会社勤務を経て、ハワード大学ジャーナリズム学部卒業。ワシントンDC在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しゅん

10
ヒップホップ音楽史以上にその背景、ブロンクス・ギャングの争いと和平、70sジャマイカの過酷な状況、法律と警察の暴力への対抗などに言葉が多く割かれている。BLMの背景を知るに最良の一冊。ユダヤやコリアンと黒人との対立なども細密に描かれる。押野素子さんの訳もいいのだろうけど、とにかく描写に迫力がある。臨場感という言葉がこれほど似合う本もない。ソースマガジンの勃興と内紛の物語なんかもめちゃ面白くて学びになるし、800頁超えの大著だけどずっとワクワクしながら読んだ。約390名(団体含む)の名が並ぶ謝辞も圧巻。2021/03/13

uchiboha

3
いい本だと思います。 全く自分とは異なる思想、異なる環境で起こった出来事の話。 自分は差別を感じたこともなければ、デモに参加したこともないが、もし自分がこの立場だったら…と考えるきっかけにはなった。 音楽の話より社会の話に重点が置かれていて、最初はすこし戸惑ったが、読み進めるうちに、どうやったって音楽は社会や政治と無関係ではいられないという現実を感じた。 すげえ激しい感情。それは、そういう環境が生み出したもの。 それをそのまま叩きつける強力な音楽がヒップホップ。 2020/07/15

minami

1
ヒップホップの誕生前夜から20世紀が終わるまでの歴史を辿る大著。知らなかった知識が満載で圧倒される。例えば、ヒップホップ誕生前後のサウス・ブロンクスは荒廃していた、という知識はあったけど、どういう経緯で荒廃していき具体的にどういう状態だったのか、というのは全く知らなかった。(暗澹たる気分になるようなことが書かれていた) 自分はライムスターのファンだけど「ちょうどいい」でシュガーヒル・ギャングの「Rapper’s Delight」が引用されている意味も理解できました。なにはともあれ滅茶苦茶面白かったです。2020/01/18

TP

1
ヒップホップがまだほんの一部集団の流行りでしかなかった頃から当時のブロンクスの荒廃ぶり、ギャングのヤバい話、いかにカルチャーとして浸透していったか等々、歴史的経緯について知りたいのならこの本。あと人を殴るのにちょうどいい厚さ&重さ2018/09/04

akuragitatata

1
UZIの麻薬持ってて捕まった事件をみて、(直接関係ないけど)再読。ヒップホップ・ジェネレーションは、音楽という快楽を政治への関心へと導いた世代の動向を追いかけている。緻密さに欠ける記述もあるが、ヒップホップとは何か、とか、ヒップホップの文脈、とかを考える上でいろんな示唆がある。ヒップホップにおいて麻薬という表象は何なのか、とか。2018/01/19

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