内容説明
ジャズの創世期の時代状況から始まり、有名アーティストのエピソードやブギー・ウギー、ディキシーランド、バップ、クール・ジャズ、モダン・ジャズ、ファンキーなど、様々なスタイルの発生と栄枯盛衰を、その背景や人間模様、人種問題などを織りなして紹介した、楽しんで読める“ジャズの歴史書”です。「ジャズにおける模倣の問題」、「チャーリー・パーカーの死の瞬間におけるモダン・ジャズ界を斬る」など、題を見ただけで読みたくなる24章で構成されています。約半世紀、名著として語り継がれている本が、改めて文庫として復活。心ゆくまでご堪能ください。
目次
ジャズ史の背景
初期のニグロ・ジャズメンたち
ルイ・“サッチモ”・アームストロングを分析する
エメット・ハーディという男
ジャズにおける人種的偏見
レコードをききながらの妄想
ジャズ・ヴォーカルの変遷と鑑賞
ジャズにおける模倣の問題
ブギー・ウギー物語
ジーン・クルーパ物語―シカゴ・ジャズの一断面〔ほか〕
著者等紹介
油井正一[ユイショウイチ]
大正7年(1918年)8月15日、神奈川県横浜市に生まれる。昭和16年3月に慶應義塾大学法学部政治学科を卒業。昭和11年頃よりジャズに興味をもち、レコード蒐集と研究を始め、昭和14年より『ヴァラエティ』(のちに『ダンスと音楽』と改称)にジャズ評論の寄稿を開始する。昭和30年4月、神戸より上京。以後ジャズ評論界の草分けにして第一人者として活躍する。平成8年、勲四等瑞宝賞。平成10年(1998年)6月8日、脳こうそくのため東京都目黒区の国立病院東京医療センターで死去、79歳(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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