内容説明
衝撃のデビュー作『ジャコ・パストリアスの肖像』(1976年)。その卓越したテクニックと圧倒的な表現力で、エレクトリック・ベースの概念を塗り替えた革命児、ジャコ・パストリアス。編著者が行なったジャコ本人のインタビューを再構成し、「少年時代」「故郷フロリダの風土」、「初リーダー・アルバム」…といったキーワードを手がかりに、ジャコの人生を振り返る。
目次
第1章 ジャコを形作った経験と事象
第2章 フロリダという地
第3章 ベーシスト、コンポーザーとしての立身
第4章 “世界で最高のベーシスト”
第5章 『ジャコ・パストリアスの肖像』
第6章 ウェザー・リポート、セッションの日々
第7章 『ワード・オブ・マウス』
第8章 楽器という愛でるモノ、壊すモノ
第9章 魂のゆくえ
著者等紹介
松下佳男[マツシタヨシオ]
1948年生まれ。1973年早稲田大学卒業後、スイングジャーナル社編集部に入社。同年に新雑誌『ADLIB』を立ち上げ、ジャズ/フュージョン、ブラック・コンテンポラリー、ワールド・ミュージックなど、音楽ジャンルを超越した様々な音楽を紹介。1980年に編集長となり、37年に渡って従事した。“ジャコ・パストリアス研究家”としても知られる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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タカギ
1
この本読みつつ改めてジャコのソロやWeather Reportのアルバム聴くと発見があって面白い。ベーシストじゃない人でも勉強になるし、人におすすめしたくなる本だな〜2016/05/15
hobby no book
1
いろいろな言葉から創作の質を高めるための示唆が得られた。ベースのセッティングや練習方法についてもかなり具体的に答えられていて参考になった。2016/05/07
peke
1
耳と感性を頼りに、あらゆる音楽を吸収して、直感を頼りにエレキベースの演奏で前人未到の境地に辿り着いたジャコの一生を追う内容。世界一のベーシストという確固たる自信を持ち、作曲能力やプロデュース力も高く、感じるままに最高の音楽を創り続けたことが際立てば際立つほど、そんな人間が落ちぶれて若くして命を落としたということがショックでした。2016/04/26
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