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内容説明
ヘヴィメタル、ハードロックのみならず、ポップス、歌謡曲など、さまざまなジャンルを巧みに歌い上げる実力派シンガー、デーモン閣下が、初めて“歌うこと”について徹底的に語り尽くす書籍。これまでのヴォーカリストとしての歩みを振り返りながら、ヴォーカル・テクニックやパフォーマンス、コンディションの整え方を始め、プロフェッショナルとは？エンタテインメントとは？といったテーマを、閣下独自の視点で鋭く分析。巻末には、特別企画としてプロ・ヴォイストレーナーによる閣下のヴォーカル・スタイル研究も収録。すべてのヴォーカリスト、エンターテイナー必読の１冊。
目次
第１章 音楽への目覚め（世を忍ぶ仮の“誕生”；ゼウスの妨害 ほか）
第２章 プロ・ヴォーカリストの仕事論（プロとは何か？；やらなきゃいけないことはしっかりやる ほか）
第３章 悪魔のヴォーカル・テクニック（大学入学時の歌唱力；高い声が出したかった ほか）
第４章 世のヴォーカリストたちへ（ヴォーカリストたちよ、ウマぶるな；若いヴォーカリストに向けて ほか）
第５章 デーモン閣下のヴォーカル・スタイル分析（閣下のように歌うには？；悪魔を知るには、まず人間から ほか）
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たくや
10
私が筆者の好きな所は彼の人間性、いや悪魔性から迸るたっぷりとしたサービス精神とエンターテイナーな部分である。前半の半生を綴った部分では、そのルーツが垣間見られる。学芸会のハウスシチューのCMの真似から始まり尾崎紀世彦や美川憲一のものまねやウルトラマンの怪獣研究、鉄道、ラジオに投稿したオリジナル寿限無。もう脳の構造が昭和な小生にとって素晴らしい教典です。大学の卒業式にお馴染みの姿で出席し、教授に「みんな社会に出る姿で出席している。自分はこの姿で社会に出るんだ。」と主張したエピソードは物凄く感銘を受けた。
復活!! あくびちゃん!
3
閣下の本格的な歌唱論。歌唱論については、本格的すぎて私にはついていけなかったが、悪魔的仕事論、ブォーカリスト論については、とても感心しながら読める内容。この本、信者には(私はエセ信者!)たまらない本なんだろうなぁ。閣下に感心の無い人には、全く面白くないと思われる本(笑)です。2016/11/27
うみ
2
偶然に書店で出会った。うっぎゃあああ！ 閣下～～～！！ と、奇声を上げる一歩手前の大興奮。買ったそばから熟読に入り、凄まじき勢いで読破し、一日にして再読三順目(笑)。しばらくこの本しか読まないかもしれない。2016/09/10
こちょこちょ
1
これまでに何百回、何千回と聞いてきた閣下の歌声。ボイストレーナーの分析のもと、なるほどと思わせる数々のほか、閣下自身の歌に対する思いやこだわりなどやはり本物であると再認識するともに高いレベルに進化し続けていることなどが綴られていた。いつまでも同じように歌えない年齢からくる衰えをカバーしつつ、いつまでもミサで楽しませてくれる閣下は唯一無二の存在であり、聖飢魔II解散後に信者が増え続けていることも理解できる。2017/08/25
つけ麺部長
0
自伝的要素が強く、初めて閣下のことを深く知ることができました。最後の章は閣下ではなくボイストレーニングのトレーナーによる専門的な話。デビューしたての頃はただ歌うだけだったのが、年齢を重ねていくことで技術を身に付けていき、その必要性をご自身が語るというところが興味深かったです。2018/06/01
