内容説明
1990年代のパソコン誌『EYE‐COM』の長期連載が20年の時を経てまさかの初単行本化!罵り・炎上・成りすまし・ネカマ・ハッキングetc…今と変わらないネット事情に戦慄必至!写真・イラストを含む全連載エピソードを収録。当時の関係者による特別座談会を掲載。
目次
第1章 ハレルヤ1号、起動せり!
第2章 パソ通・地獄変
第3章 エロ事師たち
第4章 再び“へっぽこネット”へ
第5章 “やまちち”
第6章 恐れと欲望
第7章 みじめな奇跡
第8章 野望の果て
著者等紹介
竹熊健太郎[タケクマケンタロウ]
1960年東京生まれ。『電脳マヴォ』編集長。多摩美術大学非常勤講師。1980年代よりライター・編集者・漫画原作者として活動を始める。現在は大学で教鞭をとるかたわら、無料オンライン・コミックマガジン『電脳マヴォ』編集長として漫画のオルタナティブを追求する毎日(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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スプリント
8
かつて雑誌で連載されていたときに何話か読んだことがありましたが、まさか単行本で全部読むことができる日がくるとは・・・。二転三転するストーリー展開にページ数も忘れ一気読みしてしまいました。オチも予想の斜め上を行っており最後まで楽しめました。2016/04/09
shibacho
4
1993-96年のEYECOMに連載されていたものを単行本化。この本の連載がされていた頃はちょうどパソコンに触れてなかった時期なのですが、古きよきアスキーの企画って感じでいいですね。ラストのストーリーは随分と強引な終わり方だなと思ったら1回目でちゃんと伏線張ってたのには感心しました。2016/06/02
tk
3
'93-'96の間にEYECOMにて連載されていたものをまとめたもの。 序盤は当時のアスキーのテキトーなノリで怪文を書き散らしている印象だが、パソコン通信編あたりから連載に虚構性がじわじわと入り込み、やまちち編では物語性が連載をドライブしていく。 道具立てや人名などが異常であるため一般受けする可能性はほぼないが、その辺をある程度真面目に作っておいたら映像化されたり、間違ってヒットしちゃったりしたのではないかという面白さとポテンシャルを感じる。 でもそいういう事をしないのが竹熊先生なんだろうとも思う。2016/03/06