内容説明
ポンタとともに“日本の音楽を変えた”若き才能たちとの70’sストーリー。
目次
序章 ポンタの素
第1章 五輪真弓『冬ざれた街』
第2章 深町純
第3章 ポンタ村上『驚異のパーカッション・サウンド!!』
第4章 深町純 with ブレッカー・ブラザーズ『スパイラル・ステップス』
第5章 吉田美奈子
第6章 山下達郎『SPACY』
第7章 高中正義『TAKANAKA』
第8章 松岡直也&ウィシング『ザ・ウインド・ウィスパーズ』&『マジョルカ』
第9章 渡辺香津美『KYLYN』&『KYLYN LIVE』
著者等紹介
村上“ポンタ”秀一[ムラカミポンタシュウイチ]
1951年1月1日兵庫県生まれ。1972年“赤い鳥”に参加し『美しい星』、『祈り』、『書簡集』に力演を残す。その後は大村憲司らと五輪真弓のバックバンドを経て、スタジオ・ミュージシャンとして、数え切れないほどのレコーディングやライヴに参加。その数ゆうに14,000曲を越える。93年からリーダー・バンド“PONTA BOX”で活動しモントルー・ジャズ・フェスティバルにも出演。現在も年間200本にも迫るライヴを行ないつつ、サウンド・プロデューサーとしても活躍している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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阿部義彦
9
私の青春時代を彩った名盤の数々、山下達郎、吉田美奈子、坂本龍一、高中正義などで特色のあるドラムを披露したドラマーのインタビュー集です。今回吉田美奈子さんの金字塔「フラッパー」を聞き直しましたが、打楽器で歌いまくってますね、当時は意識してませんが改めてパターンと、手数の豊富さに唸らされました。ブラスバンド出身でクラシックの素養がありそのあとジャズにハマり、新しいことを貧欲に求めてシンバルを割ったり様々な新機軸を取り入れて仲間(佐藤博、大村憲司)と共に最先端を突っ走った秘密がここに。色っぽい音色が凄いです。2016/01/31
波 環
2
ポンタさんの本は数種類でているけれど、本人の口調がとてもよく出ていると思う。音楽について話しながら、それをうたい始めたり、どんどん思い出していってしまって脱線しそうになるところを踏みとどまるインタビュアーの腕がよいと思う。70年代の名盤について語っているがすでに鬼籍の人物も多い。ポンタさんはいつまでも元気でいてね。2016/01/26
beeline
0
インタビュアー年齢若いのによく勉強している。ポン太さんの自伝「自暴自伝」と併せて読むとさらに面白いと思う。続編希望。2016/03/13
ビーフハート
0
もっと細かいスタジオミュージシャンとして仕事の網羅や演奏の話が読めるかと思っていたら、語る盤はそれほど多くなくてちょっとがっかり。でもその分、ポイントが絞られていることと的確なインタビューだったので事実関係など把握しやすかったし楽器と演奏についての言及も多くて満足。続編希望。2016/05/25
nanasibunka
0
名ドラマーがキャリアを築いていく過程で関わったアルバム製作やミュージシャンたちについて語る。70年代音楽史の証言。2022/05/17