目次
1 秘伝!島野流作曲法~曲をまとめるためのルール―島野聡
2 プロ直伝!DAWの使い方(浅田祐介;鈴木Daichi秀行;Ken Arai;井筒昭雄;田中隼人)
3 DAWに使われないための制作の心得(DAW時代に求められる“音の良さ”―松本靖雄;DAWに負けない制作スタイルを求めて―Watusi)
4 秘伝!多胡流・売れる旋律の絞り出し方~DAWに頼らない曲作り(多胡邦夫;証言 スタジオ・ポルコでの作業風景―米田浩徳;作曲家の心得―山口哲一)
著者等紹介
山口哲一[ヤマグチノリカズ]
1964年東京生まれ、音楽プロデューサー、コンテンツビジネス・エバンジェリスト。(株)バグ・コーポレーション代表取締役、『デジタルコンテンツ白書(経済産業省監修)』編集委員、プロ作曲家育成「山口ゼミ」主宰、「Start Me Up Awards」オーガナイザー。SION、村上“ポンタ”秀一、佐山雅弘、村田陽一などの実力派アーティストをマネージメント。東京エスムジカ、ピストルバルブ、SweetVacationなどの個性的なアーティストをプロデューサーとして企画し、デビューさせる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nizimasu
5
これはかなり実践的でTIP的にすごく使える本。万人にはお勧めできませんが、ちょっとした音のトリートメントで、がらりと変わるもので重宝しています2014/11/16
ひばりん
2
DAW作曲関連本は多々あるが、その多くは入門書。しかし、本書は明らかに上級者向けで、その意味で希有な本である。機材もソフトも手法も、ほとんど無限と言って良いほど多様化し、しかもリニューアルの速度が速くなっている現代。本書の中で「プランナー不在」が日本音楽業界の弱点と指摘される一幕があるが、クリエイター間の共通言語が失われて、状況を一望してプランすること自体が困難になってきていることも、本書からひしひしと伝わってくる。本書に含まれるtipsの賞味期限も長くはなかろうが、DAW時代を切り取る書として重要。
たいそ
2
「プロクォリティのデモの作り方。」専門用語はよくわからないが、最近の音楽の作り方を知ることができておもしろかった。最後のほうの「作曲家の心得」は作曲に限らず、クリエイティブな仕事をする人には共通することだと思う。「DAWの利点として『いつでも前に戻ることができる』ということが挙げられるが、これは裏を返せば『いつまでも進んでいない』と同じこと。」2015/03/11