内容説明
30年を経て、3枚の名盤がオリジナル音源、ボーナス・トラック付きで復刻!貴重な資料を収録!加藤和彦自筆によるコード譜、安井かずみ自筆による歌詞、録音現場で使われたトラックシートほか。
目次
パパ・ヘミングウェイ
うたかたのオペラ
ベル・エキセントリック
参加ミュージシャンが語る“ヨーロッパ3部作”
資料
CD収録曲
1 ~ 1件/全1件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
タイコウチ
1
3部作のエグゼクティヴ・プロデューサーだった折田育造氏のインタヴューを中心に制作時の関係者の証言を丁寧に集めていて、ページ数は少ないものの予想以上に読み応えのあるブックレットだった。デザインもこのサイズでLP盤ジャケットのオリジナル・デザインを活かしつつ、歌詞を1曲ずつ独立させて読ませるよう工夫され、安井かずみの直筆の歌詞や加藤和彦の書いた譜面なども含めて、作品への愛情と敬意が伝わる丁寧な編集がうれしい。CDの方も、以前紙ジャケで出たときのいくつかの謎の瑕疵も改善され、佐藤奈々子の声も「復刻」されている。2014/05/01
nightowl
0
やはり以前のCD盤とは異なる「パパ・ヘミングウェイ」と「うたかたのオペラ」のLP盤音源がCD化されたのが何よりも嬉しい。尚、レコーディングエピソードでは最も切羽詰まっていたことが分かる「ベル・エキセントリック」も音が大きくなり聞き取りにくい部分の無いように調節されている印象。これら三枚のアルバムのように優雅で洒落た音楽がまた聴ける日が来るのだろうか。また、「あの頃、マリーローランサン」と「ヴェネツィア」も当時の資料があれば同様の本を出版して頂きたい。2014/04/05