内容説明
現役プロ・エンジニアが明かす、録音とミックスのすべて。現在も第一線で活躍する著者だからこそ書けた、レコーディングとミキシングの考え方とテクニックの数々。エンジニア志望者はもちろん、自宅録音系ミュージシャンにもマストな、作品のクオリティ・アップを保証する知恵の書。
目次
第1章 機材編(マイクロフォン;コンソール;アウトボード ほか)
第2章 レコーディング編(プロ・スタジオの特徴;レコーディングの心得;ドラムの収録 ほか)
第3章 ミキシング編(ミキシング概論;覚えておきたいテクニック;編集テクニック ほか)
著者等紹介
杉山勇司[スギヤマユウジ]
1964年生まれ、大阪府出身。1988年、SRエンジニアからキャリアをスタート。その後レコーディング・エンジニア、サウンド・プロデューサーとして多数のアーティストを手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たけ
2
自分でイチから作品作りに関して持っておこうと購入。アナログ/ハードウェア時代の考え方を大事にしつつ、改版でDAW全盛の今の時代に合わせて書き直された印象を受けました。いずれも双方を否定せず、その中で本当に大事なものは何か?ということを教えてくれています。全部理解はできませんでしたが、自分の知識が増すたびにまた読み直したい。レコーディングとミキシングに境界はないという考えは本当にそうだと思いました。2017/05/01
ハンギ
1
初心者にはあまり親切ではない気もするけど、イメージは何となく掴めそう。楽器や歌手の声を録音するマイクにも種類があり(ダイナミックマイク、コンデンサーマイク、リボンマイク)、また置き方も色々あるそうで奥深い。ドラムの音を収録する時はドラムの中にマイクを突っ込むなんて方法もあるらしい。道具の種類、プロのスタジオの種類やマイクを一個だけ使う時、複数使う時の置き方をどうするか、ミキシングはどうするかなど。著者によれば自宅で収録する方法とプロのスタジオで収録する方法はそれぞれ利点があるそうだ。2014/06/04
zumisan
0
自分たちでレコーディングをするため、購入して拝読。一回目じゃ理解できないことがたくさん書かれている。なぜならレコもミックスもマスタリングも経験がものをいうからだろう。この本には、どうしたらその経験を積めるのかが丁寧に記載してある。よくDAW系の雑誌で「こういう音ならEQやらコンプの設定はこう!」って書いてあるけど、まずはこういう本を読んで原理やあり方、姿勢を理解した方が、最終的にはスキルも磨ける気がする。2013/03/26
判家 悠久
0
積む読にしてもう何年も。今だからこそ読み終え身にしみた本です。まずDAWは最後の方だから、そこから読もうは止めておきましょう、読むなら一字逃さず最初からです。それがあって箱鳴りの原則や位相のずれやレイテンシーの知識を備え、DAWに生かしては、2ランクアップ出来ると思います。次回作があるのならば、DAW時代の定位のマスキングやバウンスの音質変化もお聞きしたい限りです。2021/05/02