内容説明
極論ですが、作曲は“誰にでも”できます。例えば、適当な鼻歌なら誰でも歌えますよね?しかし、“良い曲”を作ろうと考えた途端、多くの人が“良い曲とは何だろう?”“何から始めれば?”“このメロディで本当によいのだろうか?”と鼻歌すら躊躇してしまう症状に陥るようです。この問題を解消するためには作曲で本当に必要なことを見極めなければなりません。そのために考案されたのが本書です。リズム構築、2音でのメロディ作り、7音でのメロディ作りといった限定条件下での作曲トレーニングを通して重要ポイントを整理し、最終的にはコード・アレンジも利用した作曲法を学ぶことができます。初心者の方だけでなく、中級者以上の方々にも試していただきたい一冊です。
目次
INTRODUCTION 作曲とは何か
1 1音だけでリズムを作る(拍子を意識してリズムを整理しよう;一定の小節数に言葉を収める ほか)
2 2音だけでメロディを作り、コードを付ける(“終止感”を体験する;メロディを発展させるベーシックな考え方 ほか)
3 7音でメロディを作り、コードを付ける(「赤とんぼ」を分析する;アプローチ・ノートを分析する ほか)
4 より自由な曲作りを目指して(楽曲の方針を決定する;1コーラス分の構成と長さを考える ほか)
著者等紹介
杉山泰[スギヤマヤスシ]
コンポーザー/アレンジャー/ピアニスト。八神純子のコンサート・ツアーにキーボーディストとして参加し、プロ・ミュージシャンとしてのキャリアをスタートする。中山美穂、小比類巻かほる、陣内孝則、財津和夫などさまざまなアーティストのコンサート・ツアーやレコーディングに参加。また、CM音楽やテレビ番組、ビデオなどの音楽制作にも数多く携わっている。1994年には自身のジャズ・フュージョン・バンド、People of Spiritsにて1stアルバム『POS1』をリリース(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。