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内容説明
“ツー・ファイブ”は、ジャズのインプロビゼーションを行う上で、もっとも重要な鍵となるコード進行と言えます。それ故、“ツー・ファイブ”におけるジャズ・ラインをマスターすることが、ジャズ・インプロビゼーションを会得する近道となるわけです。本書では、全楽器に対応した“ツー・ファイブ”進行におけるジャズ・インプロビゼーションの方法を数多く紹介しています。同時に、これらのツー・ファイブ・ジャズ・ラインをすべてのキーで示すことで、自分のジャズ・インプロビゼーションの語彙に加えることができるようになっています。また、実際にそのスケールを使ってどのようにフレーズを組み立てればよいのか、その具体的な方法論をいくつも明快に示しています。そしてそれぞれの方法論にしたがって作られたフレーズを全500例収録しています。ジャズ・インプロビゼーションを自在にこなしたいという、すべての楽器のプレイヤーに必読していただきたい、これまでにない画期的なジャズ教則本です。
目次
ツー・ファイブ進行における2m7(2m7(b5))とV7で使えるスケール
ツー・ファイブ・ジャズ・ラインをつくるための4つの基本的な方法
2m7(2m7(b5))のコード・トーンまたはテンション・ノートから始まるツー・ファイブ・ジャズ・ライン
トライアド(三和音)によるツー・ファイブ・ジャズ・ライン
アプローチ・ノートを用いたツー・ファイブ・ジャズ・ライン
パッシング・コードを用いたツー・ファイブ・ジャズ・ライン
ブルース・スケールを用いたツー・ファイブ・ジャズ・ライン
3連符をもとにしたツー・ファイブ・ジャズ・ライン
ライン・クリシェをもとにしたツー・ファイブ・ジャズ・ライン
V7の代理コードによるツー・ファイブ・ジャズ・ライン
ツー・ファイブ・ジャズ・ラインのパターン
ツー・ファイブ・ジャズ・ラインの使い回し
繰り返されるツー・ファイブ進行上でのインプロビゼーション
タグ・エンディング上でのインプロビゼーション
すべてのメジャー・キーにおけるさまざまなツー・ファイブ・ジャズ・ライン
すべてのマイナー・キーにおけるさまざまなツー・ファイブ・ジャズ・ライン
同じジャズ・ラインを異なるキーで演奏する(メジャー・キー)
同じジャズ・ラインを異なるキーで演奏する(マイナー・キー)
連続するツー・ファイブ進行上のジャズ・ライン
自分のアイディアでツー・ファイブ・ジャズ・ラインを完成させる
著者等紹介
リップシアス,フレッド[リップシアス,フレッド][Lipsius,Fred]
1943年、ニューヨークのブロンクス生まれ。1967~71年まで、ブラッド・スウェット&ティアーズ(BS&T)のオリジナル・メンバー(サックス奏者、キーボード奏者、アレンジャー、コンダクター)を務める。当時のヒット・ソング「Spinning Wheel」のアレンジでゴールド・ディスクとグラミー賞を獲得。BS&T在籍中に9つのゴールド・ディスクを受賞する。その後、キャノンボール・アダレイ、セロニアス・モンク、ズート・シムズ、デイヴ・リーブマン、ジョン・ファディス、ロドニー・ジョーンズ、アル・フォスターらと共演。1982年には、サイモン&ガーファンクルの日本、ヨーロッパ・ツアーに参加。1984年からバークリー音楽大学の助教授としてアレンジング、ハーモニー、ジャズ、コンポジション、ジャズ/フュージョン・アンサンブルなどを指導する。また、ピアノ部門ではピアノ・コンピング・ラボ(ジャズ/フュージョン・アンサンブル入門者のためのコース)と、「ジャズ・ピアノの要素」(クラシカル・ピアニストのためのジャズ・インプロビゼーションのコース)を受け持ち、ウッド・ウィンド部門ではサックスの個人指導も行っている
香取良彦[カトリヨシヒコ]
1960年、大坂生まれ。5歳の時からオルガンを始め、7歳から高橋正夫氏(上野学園音楽大学教授)にソルフェージュ、鍵盤和声などを習う。高校在学中より編曲を始め、ジャズに目覚める。早稲田大学在学中にはビブラフォンを浜田均氏に、編曲を北川祐氏に師事。デューク・エリントン奨学金を受ける(クラシック作曲科卒)。現在自己のジャズ・オーケストラなどでの演奏活動のほか、TV音楽などの作/編曲に携わっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。