内容説明
音楽専門誌上でブラックホール的存在として異彩を放つ連載コラム「ギタバリョー」をひとつにまとめ、本邦初公開の書き下ろし小説やイラスト、写真など、さまざまな「ライフ・ワークス」を添えて編み上げた七の月の贈り物。耳では感じとれない、脳を刺激する文字のメロディ―アーティスト山本精一の「文学」という新たな作品の形がここにある。
目次
第1部 斜視の放熱(ヤバイきのこが車道の両サイドにあんなに生きてていいのか;未来がかならず前方にあるとは限らないということについて;時計の中味 ほか)
第2部 テニスと破片(空の裏側から;天国いっぱいの地獄;成長の家から ほか)
第3部 のの様(同じ失敗を何回も何回もくり返す人々;ロック・ロボトミー;極端な生きものたちについて ほか)