出版社内容情報
歴史言語学者として独自の研究を進めてきた著者が、日本の古代史の謎を細部にわたって解き明かした。作り上げられた神武天皇像、天智天皇と天武天皇の敵対関係、「天孫降臨」という言葉の真意等々、従来の歴史書が追求できなかった古代史の実像を大胆に浮き彫りにした!
内容説明
古代史の謎解きには、膨大な知識と深い洞察力が必要とされる。歴史言語学を駆使した著者の古代日本史論は、従来の定説を根底から覆すパワーに満ちている。
目次
第1章 『天孫降臨』は神話か史実か?
第2章 『日本書紀』が巧みに合成した神武天皇像
第3章 その後、卑弥呼政権はどこへ移動したのか
第4章 倭国の首都の所在と盛衰をたどる
第5章 建国史の謎を解くキーワード「アスカ」
第6章 朝鮮半島は倭国の支配下にあった
第7章 倭国政権の残党は東国へ逃れた
第8章 明らかになった真実の「日本」建国史
著者等紹介
加治木義博[カジキヨシヒロ]
鹿児島県出身の歴史言語学者。その立場で書いた『真説ノストラダムスの大予言』シリーズ(当社刊)が超ベストセラーとなり大きな話題を呼んだ。古代日本史の分野でも独自の研究を続け、驚くべき博識を徹底的に駆使して、従来の定説を根底からくつがえす古代史観を展開した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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『天孫降臨』は神話か史実か:遺物が語る高度の縄文明 推古天皇と斉明天皇の共通点 日本書紀が巧みに合成した神武天皇像:仏教国の倭を神道国の日本が倒した 天智による大日本建国 卑弥呼政権はどこへ移動したか:神武天皇の兄の名乗り 意外な真実を伝える神社の伝承 天孫降臨の原型は逃亡コース 倭国の首都の所在と盛衰をたどる:悲劇の人・聖徳太子 倭国の首都は広大な大都市 アスカ=倭国の天皇 建国史の謎を解くキーワード・アスカ 朝鮮半島は倭国の支配下にあった 倭国政権の残党は東国へ逃れた 明らかになった真実の日本建国史2024/08/23