出版社内容情報
芥川賞作家であり、禅宗の僧侶でもある著者が4年間にわたり様々な媒体のために書いた珠玉のエッセイ。
時間の移り変わり、まわりの状況の変化によって「私」自身も様々なかたちを響かせる。その総体(アンサンブル)こそ私の人生だとした。宗教家でしかも作家だからこそ書ける深い内容の文章に魅せられる。
内容説明
人生の在りようを散歩する―日々「行く川の流れ」のように変わりゆく出来事をすべて受け入れて「今」を楽しむ心のあり方を仏の慈悲と智慧で探っていく。
目次
1章 思いどおりにならないことを楽しむ
2章 自分を楽しむ
3章 仕事を楽しむ
4章 学ぶことを楽しむ
5章 人づきあいを楽しむ
6章 暮らしを楽しむ
7章 日本人の心を楽しむ
8章 この世とあの世を楽しむ
おしまいに―憧れの「そぞろ歩き」
著者等紹介
玄侑宗久[ゲンユウソウキュウ]
1956年福島県生まれ。慶應義塾大学中国文学科卒業。83年、天龍寺専門道場入門。現在、臨済宗妙心寺派福聚寺住職。花園大学仏教学科および新潟薬科大学応用生命科学部客員教授。2001年「中陰の花」で芥川賞、14年「光の山」で芸術選奨文部科学大臣賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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