内容説明
空海とはどういう人物なのだろう。これは、“弘法大師”と呼ばれる偉人、万能の天才としての空海のことではない。今、目の前にいたとしたらどういう風に見える人なのだろうという人間像であり、また、偉人、天才と呼ばれる以前の、生身の人間の生涯、つまり私たちと同じように悩み、苦しみ、足掻いて生きている、ひとりの人間として空海を捉えるという試みである。
目次
1章 親不孝だった空海
2章 書にみる完璧主義の空海
3章 ルールに縛られない自由人
4章 いつか見ていろ
5章 革新家空海
6章 リアリスト
7章 求法入唐の見直し
8章 釈迦の修行と密教修行
9章 空海の修行とそれを巡る先人たち
10章 釈迦の苦悩と空海の苦悩
著者等紹介
池口豪泉[イケグチゴウセン]
昭和39年鹿児島県に生まれる。昭和58年鹿児島県立鶴丸高校卒業。昭和62年東北大学文学部卒業。平成3年高野山大学大学院密教学科修了。平成14年Harvard Unive.IEL修了。平成19年医学博士号取得(岡山大学大学院医歯薬学総合研究科博士課程)。現在、高野山伝燈大阿闍梨。烏帽子山最福寺貫主。柏原高野山西大寺、高野山智荘厳院住職。薩摩修験道第19世大先達(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ジョンノレン
48
ずっと気になっていた空海、どこから手をつけるか少し悩んだ末に、表層的であってもシンプルに必要項目が相応に網羅されていると思われるこの本を手に取った。基本的に正解。その年少から青年期にかけての神童的素地にスケール感も加わると共に大胆に内発的な軌道修正を断行する姿は成人後も不変。予定外の遣唐使船漂着地での現地当局宛の嘆願文の見事さもさることながら、唐語梵語も使いこなした才気は今も現地で語り草、故に恵果阿闍梨にも到達。著者も高野山大阿闍梨にて、顕教と密教の説明をはじめ素人向けにわかりやすく説明してくれる。 2024/01/02
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