内容説明
一八六六年、孝明天皇が突然崩御し、明治天皇が即位した。幕府は将軍・慶喜を中心として、幕政の改革を断行し、威信の回復につとめていた。これに対し、薩摩・長州の二藩は、公卿の岩倉具視と連絡して、倒幕の実行計画を立て、翌年の十月十四日、両藩に対し倒幕の密勅が下った。―ペリー来航から新政府誕生まで、英傑一九人を中心に幕末・維新動乱の時代を描く。
目次
1章 動乱の時代が今始まる!(維新を導き出した行動する思想家―吉田松陰;時代の先を見続けた西洋学者―佐久間象山 ほか)
2章 開国・倒幕への道(動乱の時代に散った悲しき天才児―坂本龍馬;龍馬とともに幕末を駆け抜けた男―中岡慎太郎 ほか)
3章 明治を造った男たち(情の将軍―西郷隆盛;幕末・維新最大の謀略家―大久保利通 ほか)
4章 動き出した新政府(日本最初の総理大臣―伊藤博文;幕府・新政府両方で活躍した才人―榎本武揚 ほか)