出版社内容情報
芥川賞作家として、また臨済宗僧侶として著名な著者が、常識的な「幸福観」にしばられず、柔らかな発想で前向きに人生をとらえ、日々を「安楽に暮らす」心の持ちようを教えます。
混迷を極める現代社会で心悩み、不安を抱える私たちに生きる糧を与えてくれる本です。
内容説明
「常識的幸福観」にしばられず、柔らかな発想で前向きに人生を捉え、日々を「安楽に暮らす」方法を教えます。
目次
人間関係に悩んだら
ウソについて
自分自身と向き合う
体は言葉に従うというセオリー
二者択一で迷ったら
反省するより輝くことが大切
聴くことの功徳
笑いの力―桃的人生とは?
働きながら疲れをとってしまう日本人
神さま仏さま〔ほか〕
著者等紹介
玄侑宗久[ゲンユウソウキュウ]
1956年福島県生まれ。慶応義塾大学中国文学科卒業。83年、天龍寺専門道場入門。現在、臨済宗妙心寺派福聚寺住職。花園大学仏教学科および新潟薬科大学応用生命科学部客員教授。2001年「中陰の花」で芥川賞、14年「光の山」で芸術選奨文部科学大臣賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
老齢症状進行中
1
面白かったです。ただ、中身が余りに濃密で内容の要約はもちろん、感想もうまくまとまりません。遺伝子で活動しているのは3%に過ぎないとか他にも宇宙の話とか理系の話題も語られます。でももちろん基本は、仏教というか生き方のお話。じっくり読み込みたい本です。しかし著者が20年以上前に書かれた本というのが意外です。次に読むときは、ポストイットで気に入った語句をチェックして、ご紹介します。2023/07/23
残心
0
説法というか、説教というか、心を落ち着かせる文章、ちょっと考えさせる話だった。 「聴く」ことだけで六道を超えられるとは! 人の話を聞くのは本当は大変大事なことなのですね。 確かに友人にほとんど人の話を聞かない人がいます。 今回時間がなくてほとんどななめ読みでしたので、改めて読みたいと思います。 図書館本2024/02/29