内容説明
だれのために恋をするのですか、何のために愛するのですか。太陽になるな、月になれ。あっさりと愛するように心がけること、思いつめないこと、といつでも自分に言い聞かせる、これが恋愛の極意。
目次
第1章 イイ女(自分だけのやさしさがあるだろうか;男の中味がわかる女へ ほか)
第2章 誤解(男と女とでは「愛」を見ている景色が違う;男は平気で「愛してる」と嘘をつける ほか)
第3章 打算(恋愛にカネは持ち込むな;同棲は、結婚するためのステップではない ほか)
第4章 理想(心意気で美人に見える女;男にひきずられていく女に未来はない ほか)
第5章 結婚(男が見ているもの、女が見ているもの;女は生まれた時から女 ほか)
著者等紹介
高橋三千綱[タカハシミチツナ]
1948年大阪府生まれ。サンフランシスコ州立大学、早稲田大学文学部英文科中退後、東京スポーツ新聞社記者を経て、1974年『退屈しのぎ』で群像新人文学賞を受賞。1978年に『九月の空』で芥川賞を受賞した。自作『真夜中のボクサー』を映画化、監督も務めた。青春小説、恋愛小説、経済小説、時代小説、さらにゴルフ小説と、作品も幅広く、随筆、漫画原作も数多く手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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さきん
16
男へのアドバイスと女へのアドバイス。今となってはセクハラになるようなアドバイスもあるので要注意。考えてみたら当たり前のことだが、気が回らないと気付かないことが多い。一言でいえば、人間も動物であるというところに集約できる。2017/03/06
てるぅ
9
ホテルニューアワジの客室にあったから小一時間で読んだけど、やっぱり男性と女性の恋愛観や結婚に対する価値観は違うんだなと思った。全員に当てはまるかはわからん。2021/01/09
あられ
3
友達に教えてもらった本。聞いていたエピソードは出てこなかったが、おもしろかった。男と女の間には暗くて深い川がある、と改めて思いつつ、でも、違うから、いいんだよね。「全身ぺニス」「胸膝三年、尻八年」、笑った。胸膝は吉行淳之介氏の言葉とのこと。吉行淳之介氏も読みたくなった。2015/05/18
きゃべふさ
0
一緒に暮らすことができている時点で夢がかなっているのだから、それ以上を求めるのは贅沢だ。2011/12/06
いっちゃん
0
現代でも通じるような本質論的な話もあったが。著者がバリバリで女遊びをしていた頃とは時代が違いすぎるので、話半分くらいで読むのがいいかもしれない。2011/09/14
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- 和書
- 山本勘介 〈6〉