内容説明
私は一生、覚えているからね。あなたがどんなに頑張って生まれてきてくれたのかをずっと覚えているからね。着床から出産までの劇的な人間ドキュメント日記。
目次
「予兆と受精」(受精後第一週)
「着床」(第二週)
「悪阻の始まり」(第三週)
「偏食」(第四週)
「初検診・妊娠確定」(第五週前半)
「危機・切迫流産」(第五週前半続き)
「一応は復活」(第五週後半)
「脳ができる」(第六週前半)
「腕と神経」(第六週後半)
「足」(第七週)〔ほか〕
著者等紹介
白坂愛[シラサカアイ]
日本大学芸術学部卒。NHKキャスター研修を経て、現在、山梨大学医学部三年生。在学中に一児の母となる。大学その他で学び続ける医学の知識と、芸術学部やNHK時代に学んだ“伝える力”の二足の草鞋で、「生きている尊さ」、「人体の不思議」などを伝え続けることを目指している。著作に、『珈琲牛乳』(やまなし文学賞佳作受賞・金の星社から平成20年9月に出版予定)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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最終バック九番手
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素直に感動、人体の知識も得られる良書…ほぼ全編吐き気と涙でエロ度は全くなし…版元がマガジンハウスとかだったらかなり売れたかも…発行日は奥付ではなくカバー裏に記載…図:あり…参考図書:あり…索引:なし…初版:平成20年9月1日…本体1300円2009/01/28
桐一葉
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作ろうとしてできたんちごて、所謂できてしまった!って時の避妊てどうなってるんやろ?と。この人も作る気になってへんけど、妊娠したから戸惑ったはるわけよね?避妊具つけてても精子は頑張って着床しようとして奇跡的に到達したのか、はたまた曖昧な避妊ですとんと着床するんか。医学生やから、適当にしてはったわけはないもんねー。妊娠することはほんまに奇跡やから、生まれてきたことがエリートって聞いたことある。お腹の中にいるときから愛されて望まれたからここに出てこれたって思う。命をかけて産んでくれた。奇跡の塊よねー。2015/10/29
あお☆
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悪阻のひどい人って本当に大変なのねえ・・・と、初めて納得。医大生らしく、妊娠中の自分を冷静に分析しているのが興味深い。胎児の成長も興味深いし、医学的な説明も、すごくわかりやすく書いてあるので著者の利発な感じもよくわかる。でもこれ、もうちょっとタイトルや本の作りを考えた方がいいと思う。出版の意図するところは前書きにあるけど、それが十分に表現されたようには思えない。正直ターゲットを絞れていない感じ。出産本にしては珍しく、陣痛がどうの、破水がどうのという部分は書いていない。体内での成長メインだからのようです。2009/03/20