内容説明
「吾輩は猫である」「坊っちゃん」「三四郎」などの超有名作から、「倫敦塔」「琴のそら音」「夢十夜」など独自の世界を表出したものまでを網羅し、そのあらすじ、思わず膝を打つ作品の“読みどころ”を満載。
目次
「吾輩は猫である。名前はまだない。」人間世界を風刺する―吾輩は猫である
ロンドン塔の記憶を夢と現実の間で悩む―倫敦塔
カーライルへの傾倒と親愛を描く―カーライル博物館
愛と戦争を幻想の世界で描く―幻影の楯
日常的時間と非日常時間を交差させた手法―琴のそら音
夏の夜集まった三人の男女の謎を描く―一夜
教師として赴任した坊っちゃん先生の職場奮戦記―坊っちゃん
智に働けば角が立つ。情に棹させば流される…趣きの違う作品―草枕
生か死か…志士の精神を文学で表現―野分
絢爛たる美文、職業作家として意気込む―虞美人草〔ほか〕
著者等紹介
藤森清[フジモリキヨシ]
金城学院大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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