内容説明
本書は、過去10年程の間に発表してきた論考の中から、洋風絵画の日本への土着過程をめぐる比較的一般的な文章を中心に編んだものである。この巻では、幕末期における洋風画のコンセプトとマテリアルの受容の問題を考えた。
目次
1 娯楽としての洋風美術―眼鏡絵をめぐって
2 幕末風景画論
3 自画像の時代―平賀源内と司馬江漢を中心に
4 硝子絵
5 江戸の泥絵―その青空の成立について
6 近世アジアにおけるプルシァン・ブルーの追跡
7 北斎の油彩画
8 蕪村・崋山と近代リアリズム
9 明治初期洋画
10 フェノロサの『美術真説』をめぐって―油絵と文人画の問題
-
- 電子書籍
- 金色の文字使い ―勇者四人に巻き込まれ…
-
- 和書
- ロレンス文学鑑賞事典