内容説明
８７分署シリーズの登場人物論から取材方法、そして映画にジャズ、話題満載。
目次
１ 記者会見
２ ８７分署シリーズの周辺
３「謎の作家」だった頃
４ 座標としての映画
５ ヒッチコックをめぐって
６ アリスとアニー
７ ミュージックと詩
８ 魅力ある憎まれ役たち
９ ８７分署シリーズのマグニチュード
１０ 〈ごまかし防止のための世界結社〉
１１ 写真撮影
１２ シティ・クルーズ
１３ スパゲッティレセプションスピーチ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
bapaksejahtera
5
直井明氏のマクベイン作品では最終版とも言える「エド・マクベイン読本」を読んでしまったので順序が逆なのだが、本著も気軽に面白く読めた。それまで書簡の往復のみで初対面となった対談の際の応答を更に膨らませたもので、極めてオープンなマクベインの性格やこれに同席した夫人の様子も覗える。私の好まぬデフマンについてはマクベインは愛着は示しつつも余興のような物と述べられる。少しは許す気にもなった。シリーズを重ねるに従い原作の文体が晦渋から平易へと変化する点、設定に矛盾が生じるため登場人物の明快な年齢記述を避ける所も面白い2020/09/11
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- 洋書
- Enough Rope
