感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
mataasita
8
非常にワクワクする読書。高校生のときに自分も感じた疑問点が取り上げられていて、いろんな謎が1つずつ説得力をもって解決されていく。魏志も後漢書も晋書も優れた著述家がレトリックを駆使した知識と想像力で応えあった正しい記述だったという説明。数を十倍にする中国伝統の表記、王朝を批判できず、筆法を使って隠れた意味を持たす記述の仕方などとても興味深い。3つの歴史書の細かな違いから読み解く手法は推理小説みたいだった。何故か今邪馬台国マイブーム。しばらく邪馬台国・卑弥呼関連本を買い集めようかなと計画中。2024−442024/05/31




